富士通クライアントコンピューティングは10月17日、Microsoftの「Windows Mixed Reality」(MR)プラットフォームに対応したヘッドマウントディスプレイとコントローラー×2のセットを発表した。開発者向けではなく、一般ユーザ向けの製品となる。2017年11月下旬に販売開始予定で、価格はオープン。店頭予想価格は税別50,000円強。
Mixed Reality対応PCと接続して、MR対応コンテンツを再生できる同社製のヘッドマウントディスプレイ(HMD)。国内では日本エイサーやデル、レノボ、日本HPらが製品を発表しているが、国内メーカーでは初のMR HMD製品となる。
主な仕様は、ディスプレイサイズが2.89型×2、解像度が2,880×1,440ドット(単眼:1,440×1,440ドット)、視野は水平90度または100度以上(接続PCにより異なる)、リフレッシュレートは90Hzまたは60Hz(接続PCにより異なる)など。センサーはジャイロスコープ、加速度、磁気、トラッキングカメラ。インタフェースは、HDMI 2.0×1、USB 3.0×1。本体サイズは182×138×290mm。
モーションコントローラーは左手用、右手用がひとつずつ同梱される。コントローラーはメニュー用や親指スティック、トリガーなどの操作ボタンを備え、MR HMDを装着した際に、コンテンツ内で自分の手の位置を示すマーカーとして使用する。電源として単体で単3形乾電池×2が必要。サイズは119×153×119mm。
同社の15.6型ノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズのノートPCとのセットモデル「LIFEBOOK AH-MR/B3」(AH-MR/B3)も用意する。AH-MR/B3は12月14日に販売開始予定で、価格はオープン。店頭予想価格は税別240,000円前後。
同社におけるWindows Mixed Reality対応PC(店頭モデル)は、デスクトップPCが「ESPRIMO FH90/B2」「ESPRIMO FH77/B3」、ノートPCが「LIFEBOOK AH-MR/B3」「LIFEBOOK AH90/B1」「LIFEBOOK UH90/B3」となっている。