サンシャイン水族館(東京都豊島区東池袋)は10月13日より、「リボンドパイプフィッシュ」の展示を、館内1階「生き物たちの不思議」水槽にて開始した。
「リボンドパイプフィッシュ」(学名:Haliichthys taeniophorus、英名:Ribboned pipefish、Ribboned seadragon、Ribboned pipehorse)の水族館での展示は、これが日本初となる。
「リボンドパイプフィッシュ」は、細長い体と眼の上や体にある枝状で海藻のような突起が特徴で、オーストラリアではリボンドシードラゴンとも呼ばれている。同館で展示しているウィーディーシードラゴンや、その仲間のリーフィーシードラゴンとは異なるグループにはなるが、広義ではすべてタツノオトシゴの仲間に属する。
「リボンドパイプフィッシュ」は、実は現場の飼育スタッフはおろか、飼育経験が豊富な同館館長も実物を見たことがなかったほど、とてもめずらしい生き物だという。同館の飼育スタッフは、「海藻をまとったような姿は、まるでハロウィンの仮装のようです」とコメントしている。
なお、同館では10月31日まで、「サンシャイン水族館 HALLOWEEN PARTY 2017~海ハロ!~」を開催。魚たちが水中でジャック・オー・ランタンに変身する「水中パフォーマンスタイム~ハロウィンver.~」をはじめ、アシカやコツメカワウソのパフォーマンスもこの時期限定のハロウィンver.で公開している。また、ハロウィンカラー(オレンジ・紫など)の魚を展示する「ハロウィン特設水槽」や、ハロウィンらしい照明演出がかわいいクラゲトンネルも見どころとなっている。
※生物の状態により、展示内容が変更となる場合がある