女優の山本美月(26)が、NHK名古屋放送局が制作する愛知発地域ドラマ『真夜中のスーパーカー』(2018年3月28日22:00~・BSプレミアム)で主演を務めることが16日、わかった。山本のドラマ主演は今回が初。撮影は来年1月中旬から2月を予定している。
愛知県長久手市にある自動車博物館を舞台に、自動車開発に命を懸ける人々の葛藤と軌跡をファンタジックに描く。山本演じる白雪はナゴヤ2000GTを国産車史上の最高傑作として憧れ、いつか2000GTのようなスポーツカーを作りたいと考えていたが、自動運転の開発チームへの異動を命じられる。失意の中でナゴヤ自動車博物館を訪れたところ、2000GTを盗み出すことを目論んでいた日系ブラジル人4世のリカルド(上遠野太洸)と出会う。その後、2人の前に白いレーシングスーツに身を包んだ謎の男(唐沢寿明)が現れ、不思議な力で2人を博物館に閉じ込めてしまう。
山本は「初めてテレビドラマで主役を演じさせていただきます」と本作の出演を喜び、「アニメの世界のようなファンタジックな要素が満載の作品です。私が大ファンのアニメ『鋼の錬金術師』を書かれた會川昇さんが今作脚本家とうかがい、納得しました!」と魅力を説明。「難しい自動車用語も一から勉強して頑張ります!」と意気込み、「衣装のレーシングスーツはオーダーメイド! サイズぴったりで私だけのもの、という印象を受けました。2000GTの姿は思ったよりレトロで丸っこくてかわいかったです!」と感想を伝える。
一方の唐沢も、「2000GTを題材にしたドラマと聞いて、ぜひ出演したいと思いました。漫画『サーキットの娘』で2000GTが日本車と知ったのは小学生の時。外車に負けない個性が衝撃的でした。オーナーになった今は、走っていると皆が笑顔で声をかけてくれます。この車を愛する者としてうれしいですね。日本人の誇りを強く意識させられる日本の文化遺産なので、これからも大事に乗って次の世代に残していきたいです」とコメントを寄せている。