都内・京王プラザホテルにて13日、日本で国産ア二メーションが公開されてから100周年を記念して発足したプロジェクト「アニメNEXT_100」の一環として企画された「アニメフィルムフェスティバル東京2017」の開会式が開催され、中川翔子、水木一郎らが応援に駆けつけた。
「アニメフィルムフェスティバル東京2017」は10月13~15日の3日間、新宿エリアの映画館(TOHOシネマズ 新宿、新宿バルト9、新宿ピカデリーなど)で、日本発のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』をはじめ、『鉄腕アトム』『エイトマン』『狼少年ケン』など懐かしのテレビアニメや、劇場版の『黒子のバスケ』や『弱虫ペダル』などを上映。そのほか、コラボイベントやコラボカフェ、本フェスでしか購入できないオリジナルグッズの販売も予定されている。
開会式には、「アニメNEXT_100」の公式ソング「翼を持つ者~Not an angel Just a dreamer~」参加アーティストである中川翔子、水木一郎、井上あずみ、吉岡茉祐(Wake Up, Girls!)、公式ソングの作曲・編曲・製作総指揮を担当する田中公平氏が登壇した。
全てのレーベルの垣根を越え、23組のアーティストが集結した公式ソング「翼を持つ者~Not an angel Just a dreamer~」について、水木は「以前から『We Are The World』じゃないですけど、アニソン界でそんな曲がないだろうかと思っていました。公式ソングの曲は頭から離れないし、詞もいいし、歌っていてとても気持ちいい。日本はもちろん、海外まで届いてほしい」と大絶賛。
また、中川は「レコーディングは夢のような時間。レジェンドの皆様が次々に歌声を重ねていて、1テイクずつが世界中に轟くような素晴らしい歌声でした」と振り返り、「子どものころからアニソンには勇気や愛、友情、未来への希望、夢をいただいてきました。そして、(水木)アニキたちが世界中を飛び回ってくれたことで、アニソンが世界に広がり、世界を繋げてくださっているこの素晴らしさ。曲を作り上げてくれた田中公平先生にも感謝です」としょこたん節で思いを綴った。
そして、井上は「この曲はロックテイストで約8分という大作。いつもは『となりのトトロ』や『君をのせて』(天空の城ラピュタ)などファミリーソングが中心だったので、最初は不安だったのですが、今回、勉強させてもらいました。世界中の皆さんにこの曲を届けたいです」とアピール。吉岡は先輩たちを前に緊張した表情を見せていたが、「アニメ100周年に、こういう形で小さなころから慣れ親しんだアニソンに関わることができて、歌うことができて、本当に心から感謝です」と素直な気持ちを笑顔で伝えた。また作曲・編曲を担当した田中氏は「公式ソングを通じ、世界中のアニソンファンの方々に、まだまだ素晴らしいアーティストがいることを知ってもらえば、さらに日本のアニソンを発展させられると思います」と本曲にかける思いを明かした。
開会式では登壇者たちによるテープカットも実施。テープカットの瞬間、水木は「うれしいゼーット!」「開会だ、ゼーット!!」と絶叫し、会場を盛り上げた。