俳優の木村拓哉が、映画『マスカレード・ホテル』に主演することが12日、わかった。

長澤まさみ

同作は、シリーズ累計275万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を実写化。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、連続殺人事件の舞台として予告されたホテル・コルテシア東京へ潜入捜査を行う。

コルテシア東京勤務で、新田の教育係に任命されるフロントクラーク・山岸尚美役を演じるのは、木村と初共演となる長澤まさみ。また、『HERO』シリーズの鈴木雅之が監督、『ライアーゲーム』シリーズの岡田道尚が脚本を務める。

鈴木監督は「刑事とホテルマンという我々が想像するには水と油な2人が、お互いを知っていく事や、マスカレードと言う“仮面の世界”の面白さと、その仮面の内側を知る事の喜び、そんなところが今回の楽しみなところです」とポイントを語った。

上原寿一プロデューサーは、「実はこれまでに刑事役を演じたことがない木村拓哉さんが満を持して演じたら絶対に面白いと思ったところ、木村さんは快く引き受けてくださり、東野先生にも快諾いただけました」と経緯を明かす。長澤については「凛としたホテルマンの佇まいが似合う女優さんをと考えた際に長澤まさみさんが木村さんとコンビを組んだら面白いのではないかと真っ先に思い浮かんだ」と語り、「理想的なキャスティングが実現したと思っております」と自信を見せた。

撮影は10月7日から始まり、11月中旬までを予定。公開は2019年を予定している。

木村拓哉コメント

新田の職業は刑事ですが、今回は潜入捜査であり、ホテルマンでもあるので、
そのバランスが非常に面白いと思っています。
ホテルマンの制服に袖を通すと、自然と背筋が伸び、この作品に関わっている間は、
ずっと姿勢が良いと思います(笑)
長澤さんは非常に表現豊かな方なので、どのようなシーンを一緒に構築できるかとても楽しみに しています。
『マスカレード・ホテル』という非常に面白い原作を、如何に自分たちが体現できるか
プレッシャーはありますが、全力で頑張ります。

長澤まさみコメント

原作を読んで、刑事とホテルマンの心情にハラハラドキドキしてあっという間に読んでしまいました。
仕事に対して真摯に付き合う姿勢は、今の自分にとても響きました。
山岸尚美という役は、正義感が強いのが彼女のプライドだと思うので、それを意識して演じたいと思い ます。
また、木村拓哉さんと共演するのは初めてなので、とても楽しみです!