後藤家のちちとははの子育て日記「ときのすけが生まれた日」母編

七夕の夜、陣痛が来た。出産予定日の8日前のことだった。

陣痛だと確信したとき、既に陣痛の間隔は4〜7分間隔。しかし、まだまだ余裕のある痛みだったので、とりあえず1時間様子をみるが状況に変化なし。病院に電話をかけると、入院準備をして来て下さいと返事をもらった。病院に向かう途中、コンビニでおにぎりを多めに調達した。きっと途中でおなかが空いちゃうから。

病院に到着し、入院。旦那さんが私の実家に連絡をしてくれたが、そんなすぐに生まれないから、朝までゆっくり寝てから来て。と伝言してもらった。夜中の1〜2時頃のことだった。このときはまだまだ冷静。横になっていると、次第に痛みが増してきて、思わず唸り声が出るくらいの痛みになってきた。痛い間は旦那さんが腰をさすってくれて、痛みが遠のくと意識が飛ぶように眠ってしまう。そして、痛みで目が醒める。これを繰り返し、気がつくと朝になっていた。

朝ごはんが運ばれてきたときには、痛みでほとんど食事に手をつけられず、持ってきていたゼリーもあまり食べる気にならなかった。どんどん痛みは増していく。痛くて唸っていたが、思わず、痛いー!と声が出た。そしたら、痛みが幾分かマシになった気がした。