女優の広瀬アリスが11日、映画『氷菓』(11月3日公開)の完成披露試写会に、山崎賢人、岡山天音、安里麻里監督とともに登場した。

広瀬アリス

同作は小説家・米澤穂信のデビュー作を実写化。シリーズ累計は205万部を突破し、コミックス、アニメなどのメディアミックス化も行われている。"省エネ主義"の高校一年生・折木奉太郎(山崎)が、姉の命令で入部した古典部で出会った美少女・千反田える(広瀬)と学園の謎を解き明かしていく。

広瀬に対して、安里監督は「泣きのスイッチ」がわからないと疑問を投げかける。様々な女優・俳優と接してきたが、泣きシーンの前では部屋にこもったりと集中する人が多い中で、広瀬は直前まで普通にしているのに「いとも簡単に、すっとシリアスなシーンを演じることができて、すごい不思議なんですよ」と語る。

岡山も「普通に喋ってるもんね。普段通りの感じで」と不思議がると、広瀬は「短期集中型だから、ぐって。瞬発力なんですよ」と説明。「やらなくていいことはやらない、やるべきこともやらないタイプなので、自分から追い込まないとやらないんです」と語ると、会場からも驚きの声が上がっていた。

一方、山崎は広瀬に「制服まだいける?」と少々失礼な質問を繰り出す。山崎が「制服が久々で心配してたので。まだ行きたいですか?」と尋ねると、広瀬は「いけることならいきたいです」と苦笑し、「撮影期間的に、『氷菓』の前に『新宿スワンII』でめちゃめちゃキャバ嬢の格好だったので、すごく抵抗があって」と現場の葛藤を明かした。広瀬はさらに「プラス、顔が似てて、ちょっとちっちゃめの制服の似合う女の子がいるんですね」と妹・すずのことを示し、「賢人君も着慣れてるので、ちょっとドキドキしながら着てました」と振り返った。