米Iconfactoryは10月10日 (現地時間)、Mac用Twitterクライアント「Twitterrific for macOS」をリリースした。「5.0」というバージョン番号になっているが、デザインし直されて生まれ変わったMac用Twitterrificのイニシャルバージョンである。価格は19.99ドル。Mac App Storeから入手できる。
Iconfactoryが需要の高いモバイル版を優先し始めたことで、Mac用のTwitterrificは長く開発停止状態になっていたが、Mac用のアップデートを求めるユーザーの声に応えて開発チームが今年2月にKickstarterプロジェクト「Project Phoenix」を用意した。開発チームによる開発を条件に7万5,000ドルのファンディングゴールが設定されたのに対して10万8,346ドルの資金が集まり、Project PhoenixからTwitterrific 5 for macOSが誕生した。
Twitterrific 5 for macOSは、モバイル版の長所を取り入れた分かりやすいデザインと操作性で、広告/プロモーションツイートに邪魔されず、時系列にソートされたタイムラインでシンプルにTwitterを利用できるクライアントだ。通知センター(ダイレクトメッセージやメンションなど)、フルスクリーンモード、Retinaディスプレイ、Macの共有機能など、今日のmacOSの機能をサポートしている。豊富なキーボードショートカットが用意されていて、ほとんどの操作をキーボードから行え、またボイスオーバーを用いてタイムラインの操作やツイート作成、画像の確認ができるなど、アクセシビリティ機能も充実している。
画像やビデオは新たに用意されたメディアビューワで表示され、メディアビューワ部分をタイムラインから切り離して使用することも可能。ダークテーマ/ライトテーマ、フォントの変更、タイムラインにおけるメディア表示のカスタマイズなど、ユーザーが使いやすいようにパーソナライズできる。
マルチアカウントに対応、複数アカウントのタイムラインを並べて表示できる。またクラウドを介してiOS版と連携するようにデザインされており、最後に表示していた場所、ミュートなどがiOS版とMac版で同期される。