ファーウェイ・ジャパンは10月10日、3Dカーブのガラスボディを採用する、5.15型フルHD画面搭載のSIMフリースマートフォン「honor 9(オーナーナイン)」を発表した。発売は10月12日。市場想定価格は53,800円(税別)。

honor 9

honor 9の細かなスペックについては、別記事『ファーウェイ、2レンズカメラ搭載で5型フルHDのSIMフリースマホ「honor 9」』を参照していただくとして、ここでは10月10日に開催された発表会の様子とhonor 9の新機能について写真を中心に紹介する。

なお、前モデルのhonor 8を始め、honor 6 Plusなど、従来のhonorシリーズは国内では楽天モバイルの独占販売端末だったが、honor 9からは楽天モバイルのほか、IIJmio、イオンモバイル、NTTコムストアが販売する。また、楽天モバイルでは、ミッドナイトブラックを限定カラーとして取り扱う。

honor 9のサファイアブルーモデル(左)、グレイシアグレーモデル(右)

冒頭、壇上に昇ったファーウェイ・ジャパンの呉波副社長は、honorブランドをワールドワイドで展開し、各国で受け入れられていることや妥協のない徹底したモノづくりの姿勢について言及。

新製品のhonor 9を胸から取り出すと、3D曲面ガラス採用による鏡面の輝きと持ちやすさを両立した工芸品のような外観に触れ、「honor 9はアクティブに動く若者をターゲットにしており、若者の感性を取り入れて完成させた、これまでで一番美しいスマートフォンの1つだ。スマート業界のファッションリードになることを期待している」と結んだ。

ファーウェイ・ジャパンの呉 波 副社長

続いてプレゼンターの清水啓介氏が登壇。honor 9の特徴であるデザインの美しさ、操作性の高さやカメラ性能、CPU性能、サウンド性能など、前モデルである「honor 8」や6月に登場した「P10シリーズ」との違いにも触れながら紹介した。

フロント側下部のタッチセンサーは高感度な指紋センサーを兼ねている。この左右にはナビゲーション用のボタンを表示してタッチ操作できる

ダブルレンズカメラは、輪郭やディティールを捉える約2,000万画素モノクロセンサーと暗所でも鮮やかな色彩を逃さない約1,200万画素カラーセンサーで構成。honor 8と比べると明るさが100%アップしているという

honor 9はCPUにオクタコアのkirin960を搭載。これにより、honor 8と比較してCPU性能は18%アップ、GPU性能は180%アップ

独自の機械学習システムであるEMUIにより、ユーザーの使い方を把握。システム・リソースを最適に配分することで、よく使うアプリをすぐに起動でき、使い始めの軽快な動作がいつまでも持続させる

立体音響技術を利用したバーチャル・サラウンド効果によるリアルなオーディオ再生能力は、音楽とともに生活する若い世代に喜ばれるはずだと締めくくった

サファイアブルーモデルで持つ角度を少しずつ替えて撮影。鏡面への映り込みもあるため、角度をほんのちょっと替えただけで表面の模様や明るさがまったく違った印象になる

リア側上部にはカメラのダブルレンズやフラッシュが並ぶ(左)、フロント側上部にの約800万画素カメラ、照度センサー、スピーカー(中央)、フロント側下部のタッチセンサーは指紋認証スキャナーを兼ねる(右)

honor 9の右側面(左)、honor 9の左側面(右)

honor 9の天面(左)、honor 9の底面(右)。底面にはUSB Type-Cポートを備える(底面はサファイアブルーで撮影)

ポートレートモードを利用すると自然なビューティ補正や背景ぼかしなどが利用できる。フォーカスを撮影後に変更するワイドアパーチャなども利用可能だ

honor 9のカメラ機能。「3Dパノラマ」「3Dクリエータ」「アーティストモード」はhonor 9で初めて搭載となる機能だ

「3Dパノラマ」は撮影対象を周囲360度から撮影して写真を合成する

「3Dクリエータ」は撮影対象が人物の顔になる。枠内に輪郭を入れて顔の正面や左右を撮影して男女を選択すると、自動で3Dの似顔絵(アバター)を生成する

「3Dクリエータ」でコンパニオンを撮影して3Dのモデルを生成しているところ。顔のかなり近い位置にカメラをかざして撮影せねばならず、撮影する側もされる側もいささか照れくさい

ほんの数秒で3Dモデルが感性。3Dモデルのボディは適当に選択されるドレスアップでコスチュームの変更が可能だ。3DモデルはSNSなどへのアップにも対応する

「アーティストモード」を利用すると、撮影時にアーティスティックなフィルターをあらかじめ適用した状態でシャッターを切れる