元AKB48で女優の前田敦子が、フジテレビ系月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?』(23日スタート、毎週月曜21:00~)のスピンオフドラマ『片想いの敵』(17日スタート、毎週火曜深夜)で主演を務めることが8日、明らかになった。
『民衆の敵』は、篠原涼子演じる新米ママさん市議会議員・佐藤智子が、市政にはびこる悪や社会で起きている問題を素人目線・女性目線でぶった斬っていくもの。前田は、智子と同じタイミングで市議会議員に当選した小出未亜役を演じる。
今回のスピンオフは、本編では描かれない未亜の過去のアイドル時代や、過去の恋愛を浮き彫りにしていくストーリー。高校時代に恋した相手から「あの足、オレのウエストくらいあるんじゃね?」と心ない言葉を浴びせられ、1年近くで25キロのダイエットに成功し、美を手に入れてアイドルになったが、若手の台頭もあって仕事が激減。危機感を感じて引退を決意すると、市議会のドン・犬崎(古田新太)と出会い、選挙に出馬する。
今作でダンスと歌を披露するが、前田は「まだ自分に(AKB48時代の)ダンスの名残があるんだなと思いました。台本を覚えるので正直いっぱいいっぱいだったので、フリまで覚えるなんて『絶対無理でしょ』って思っていました。ですが、意外とその場で覚えられて踊れたので、『まだ私、踊りイケるな』って(笑)」と、経験が生きたそう。「台本が本当に面白く、自由度が高かったので演じるのが楽しかったです。本編とはまた全然違う、裏の顔のお芝居ができた」と手応えを語っている。
また、本編で、市議選に出馬し登場する園田龍太郎を演じるトレンディエンジェル・斎藤司の相方・たかしと、朝ドラ『ひよっこ』で米屋の娘役を演じた伊藤沙莉も出演。
たかしは、ファンレターを書き続けるほど前田のファンだったといい、「正直ドッキリじゃないか?と疑ってしまいました。なので、セリフを覚えようかどうか迷いました。ドラマの中であっちゃんの隣に座るシーンがあるのですが、平常心でいられなかったです」と振り返り、一緒に歌って踊ったシーンは「最高です! あっちゃん(前田)が踊る度にプ~ンと良い匂いがしました」と満足の様子だ。
放送は毎話10分枠で、10月17日(深夜1:55~)、10月24日(深夜1:25~)、10月31日(深夜1:35~)、11月7日(深夜1:25~)、11月14日(深夜1:25~)の全5話。各話放送後、FOD(フジテレビオンデマンド)で見逃し配信される予定となっている。
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