お笑いコンビ・ココリコの田中直樹が6日、BSジャパン 連続ドラマJ『浅田次郎 プリズンホテル』(10月7日スタート 毎週土曜21:00~21:54)の記者会見に柄本明、菅田俊、矢野聖人、北香那とともに登場した。

左から矢野聖人、柄本明、田中直樹、菅田俊、北香那

同作は小説家・浅田次郎によって1993年に発表され、累計200万部突破の『プリズンホテル』シリーズを実写化。何度も映像化されてきたが、今回”2017年版”として生まれ変わる。田中はオーナーも従業員も極道だらけという”プリズンホテル”を任された堅気の支配人・花沢を演じ、ホテルのオーナーであり極道の親分でもある木戸仲蔵を柄本明が演じる。

連れてこられてしまった支配人、という田中の設定に、柄本は「この顔を見てください。連れてこられたって感じでしょ」と田中を示し、「ここ(会見)も連れてこられたって感じで。本番やってる時も、無理に連れてこられて無理にやらされて、本当はうちに早く帰りたいんでしょ?」と直撃。「今日も本当は来たくなかったんでしょ?」とたたみかけた。

田中は柄本の発言に「何を言ってるんですかさっきから!」と大慌て。柄本が「来たくない人の役が本当に丁度いいと思って」とフォローすると、田中は「行きますよ! 来たくないけど現場に行きますよ!」と訴えていた。

しかし田中はその後、「この世界に入った時も相方に誘われて、東京に連れてこられて、今25年させていただいているんですけど、いろんなことに連れてこられた」と述懐。柄本が「やっぱ間違いじゃない」と得意げな顔をすると、田中は「そもそもこの世界に入った時が、そうだったなあと思いました」としみじみ振り返り、役との共通点を示した。

撮影は実際に営業中のリゾートホテルで行われているため、本当の客のチェックイン時間待ちが発生。さらに、受付のシーンに入ってきてしまうこともあるという。矢野は「(ホテルの客は)田中さん見て、『えっ』て顔してますもん。この格好なので、普通にホテルマンなので」とエピソードを披露し、田中も照れ笑いを浮かべていた。