ダイキン工業は10月4日、加湿ストリーマ空気清浄機「MCK70U」を発表した。発売は11月17日。価格はオープンで、推定市場価格は6万円前後(税別)。
MCK70Uは、ダイキン独自の「ストリーマ技術」により、フィルターに捕集した有害ガスやニオイ成分をすばやく分解する。ストリーマ技術は、プラズマ放電の一種であるストリーマを放出し、有害化学物質を分解する技術。分解力は、100,000度の熱エネルギーに匹敵するそうだ。この技術をさらに強化し、分解力を前モデル「MCK70T」の約2倍に高めたという。
フィルターには、業界で初めて「TAFUフィルター」を使用。TAFUフィルターは撥水、撥油効果が高く、フィルターに汚れが広がりにくいため、集じん性能が長持ちする。花粉や排気ガスのほか、PM2.5に対応しており、0.1μmから2.5μmまでの粒子を除去できるとしている。「きれいサーキュレーター」も備えており、エアコンと併用することで部屋の空気を循環させ、空気清浄を効率的に行える。
また、無線LANを搭載。ダイキンの無料アプリ「ダイキン スマートリモートコントロール」から、室内の汚れ具合をぴちょんくんの表情で確認できる。無線LANを使い、外出先から空気清浄を行ったり、加湿をすることも可能だ。アプリの対応OSはiOS 7以降、Android 7以降。
本体サイズはW395×H600×D287mm、重量は12.5kg。最大風量は1分間あたり7立方メートル。加湿能力は、1時間当たり最大650ml。適用床面積は、空気清浄が31畳、加湿はプレハブ洋室で18畳、木造和室で8.5畳。
そのほか、スリムタワー型の「MCK55」「MCK40」も同日に発売する。フィルターは、TAFUフィルターでなくHEPAフィルターを用いている。無線LANは搭載していない。価格はオープンで、推定市場価格はMCK55が55,000円前後(税別)、MCK40が50,000円前後(税別)。
MCK55は、最大風量が1分間あたり5.5立方メートル。加湿能力が1時間あたり最大500ml。適用床面積は、空気清浄が25畳、加湿はプレハブ洋室で23畳、木造和室で14畳。
MCK40は、最大風量が1分間あたり4立方メートル。加湿能力が1時間あたり最大400ml。適用床面積は、空気清浄が19畳、加湿はプレハブ洋室で18畳、木造和室で11畳。