京成グループの京成トラベルサービスは、シャシとボディーの組み合わせが珍しい「千葉内陸バス1185号車」の引退を記念したサヨナラバスツアーを11月5日に開催する。
千葉内陸バス1185号車は、2002年に京成バス江戸川営業所E117号車としてデビュー。2013年から千葉内陸バスでの運行を開始した。いすゞ自動車「ERGAノンステップType-B」に富士重工業(現・SUBARU)「新7Eボデー」を架装した珍しい車両で、同様の車両は「ERGAノンステップType-B」全体でも38台しか製造されていないという。京成バスはこのうち27台を導入したが、すでにほとんどが引退。京成グループ全体でも千葉内陸バス1185号車を含む2台しか残っていないという。
サヨナラツアーでは、引退前のラストランとして車両前面に特製バスマスクを掲出。普段走行しない経路を運行しながら、通常は立ち入れない京成バスシステム車庫と千葉内陸バス車庫に立ち寄り、見学する。京成バスシステム車庫では、同社保有の路線バス車両と観光タイプのバス車両も見学できる。千葉内陸バスの車庫では、いまでは珍しい幕式方向幕車両の幕回し実演や廃車バス車両部品の販売会を実施する予定。参加者全員にツアー限定の特製グッズも用意される。当日は船橋競馬場駅構内バス乗場で11時に受付開始し、11時30分に出発。京成臼井駅で16時20分頃に解散となる。
ツアーでは1185号車のほか、2号車として千葉内陸バス初のノンステップバス車両1108号車を使用する予定。募集人数は1185号車26名、1108号車22名。旅行代金は7,000~1万2,000円。予約は電話のみ。詳細は京成トラベルサービスウェブサイトで確認できる。