リクルートマーケティングパートナーズは10月5日、運営する講座検索予約サイト「ケイコとマナブ.net」にて実施した「子どもの習い事アンケート」の結果を発表した。調査は9月8日~11日、小学生以下の子どもを習い事に通わせている女性927名を対象に、インターネットで行われた。
小学生の習い事1位は、断トツの水泳
子どもが「今、習っている習い事ランキング」1位は、「水泳」(40.8%)だった。全年齢帯(未就学児・小学校低学年・小学校高学年)において1位を獲得しており、特に小学校低学年では56.0%と半数以上が習っていることが明らかに。また、全エリアでも1位となっており、特に「首都圏」(43.8%)、「関西圏」(43.4%)、「中国・四国圏」(43.1%)で、全国平均(40.8%)を超えた。きっかけを聞くと、「喘息の対策」や「体力づくり」といった理由が多く挙がったほか、「小学校で熱心に教えてくれない」といった声も多かった。
続く2位は「英語・英会話」(27.7%)。こちらも全年齢帯で2位を獲得。また、九州・沖縄エリアを除く全エリアで2位という結果に。特に「東海・北陸」(34.1%)や「関西圏」(29.5%)、「中国・四国」(32.3%)の回答率が高かった。
3位には「ピアノ」(20.3%)がランクイン。未就学児のランキングをみると、「ピアノ」は4位で、5位に「リトミック」という結果に。リトミックがトップ10入りしているのは未就学児だけであることから、小学生になると、リトミックからピアノをはじめとする音楽系の習い事にうつる人が多いことが伺えた。
4位は「書道」(14.1%)。特に「九州・沖縄」エリアでは2位と人気が高く、その割合は23.7%と全国平均(14.1%)を大きく上回った。
以下トップ10には、5位「学習塾・幼児教室」、6位「体操」、7位「サッカー」、8位「そろばん」、9位「その他スポーツ」、10位「ダンス」「空手」がランクインした。
今後習わせるなら、学習系
また、「今後、習わせたい習い事」については、1位「英語・英会話」(24.9%)、2位「水泳」(19.1%)、3位「書道」(14.3%)という結果に。そのほか、「学習塾・幼児教室」(4位)や「そろばん」(5位)、「パソコン関連」(11位)、「実験教室」(14位)など、学習系の習い事が上位に多数挙がった。
習い事の費用、月平均1万3,091円
同調査では、習い事の費用についても調査を実施している。その結果、子ども1人当たりの月平均費用は1万3,091円、習い事の数は1.92となり、習い事の数、費用ともに年齢が上がるに連れて多くなる傾向が見られた。
また、昨年と比べて費用が増えたか聞いたところ、約半数が「増えた」(45.5%)と回答。習い事費用の捻出方法としては、「外食費」「ママお小遣い」「被服費」「美容費」など、ママの我慢による節約が上位に並んだ。