米Googleは10月4日 (現地時間)、米サンフランシスコで開催した「made by Google」のスペシャルイベントにおいて、スマートスピーカーの新製品「Google Home Mini」と「Google Home Max」を発表した。Home Miniはドーナッツよりも小さい小型モデル、Home Maxはオーディオ性能を追求したサウンドシステム・モデルだ。同社はまた、夏以降としていた「Google Home」の日本発売が今週後半になることを明かした。Home Miniも日本で販売される。
Google Homeシリーズは、GoogleのAIアシスタント「Google Assistant」を利用できるスマートスピーカーだ。
Home Miniはコンパクトなドーム型のデザインで、本体サイズは直径98ミリ、高さが42ミリ、重量は173グラム。40ミリドライバのスピーカーとFar-Field音声認識に対応するマイクを内蔵し、表面がやわらかい布地で覆われている。カラーはチョーク、チャコール、コーラルの3色。ワイヤレスはWi-Fi (802.11 b/g/n/ac)とBluetooth。
Home Miniは小さく存在感を主張しないデザインなので、スピーカーを目立たせたくない場所にも設置できる。ソファの横に置いてAndroid TVの音声操作に使うなど、2台目・3台目のGoogle Homeデバイスとしても導入しやすい。布で覆われた部分がタッチ操作に対応しており、真ん中をタップすると再生/一時停止、長押しでGoogle Assistant、右端をタップすると音量アップ、左端のタップで音量ダウンとなっている。価格は49ドル。米国、英国、ドイツ、フランス、オーストラリアで10月19日に発売される。日本での発売は「間もなく」となっている。
Home Maxは、4.5インチ・ウーファー×2、0.7インチのカスタム・ツイーター×2のスピーカーユニットを備える。Google Homeの約20倍、広い部屋も音楽で満たせるパワフルなスピーカーだ。本体サイズは336.6×190.0×154.4ミリ、重さは5300グラム。カラーはチョークとチャコール。
「Smart Sound」という機械学習を活用したインテリジェントな調整機能が、スピーカーを置いた場所の違い(部屋のコーナー、部屋の中央など)や、再生している音楽などを認識し、使用状況に応じてサウンドを自動的に最適化する。横置き、縦置きでも設置でき、また2台のHome Maxをペアリングしてステレオスピーカーとすることも可能だ。
Far-Field音声認識対応のマイク、3.5ミリ・オーディオジャック、Wi-Fi (802.11 b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2などを装備。Google Assistantによる音声操作のほか、タッチ操作をサポート、上部をタップすると再生/一時停止、長押しでGoogle Assistant、右側をタップすると音量アップ、左側のタップで音量ダウンとなっている。価格は399ドル、米国で12月に発売される。