ジャストシステムは10月4日、「人工知能(AI)&ロボット 月次定点調査(2017年8月度)」の結果を発表した。調査期間は2017年8月30~9月3日、有効回答は15歳~69歳の個人1,100人。
6割超が市役所業務は「将来、AIに置きかわると思う」
公務員の業務とAIについて、「現在、市役所職員が行っている業務は、将来AIやロボットに置きかわると思うか」と尋ねると、「すべての仕事が置きかわると思う」が12.1%、「一部の仕事は置きかわると思う」が53.4%となり、合わせて65.5%が市役所職員の仕事は将来的にAIやロボットに置きかわると考えていることがわかった。
同じく入国管理官では計62.9%、地方公務員では計61.7%、税関職員では計60.3%、国家公務員では計55.6%が「仕事が置き換わる(すべて+一部)」と回答した。
「仕事は置きかわらないと思う」という回答が多かったのは救命救急士(49.0%)、警察官(44.6%)、自衛隊(41.0%)だった。
アナウンサー・ナレーターの仕事については、41.7%が将来、AIやロボットに「置きかわって欲しい(すべての仕事+一部の仕事)」と回答。スタントマンについては、45.0%が「置きかわって欲しい」と答えた。
AIを活用した家電について聞くと、「ぜひ購入したい」が14.6%、「興味があり、購入を検討したい」が31.4%と、半数近い46.0%がAI家電に興味があり、購入意欲があることが判明。一方、「興味はあるが、購入したいとは思わない」は24.5%、「AI家電に興味がない」は16.5%となった。
将来、AIが人間の頭脳を超えると思うかとの問いに対しては、21.9%が「10年以内に超えると思う」と回答した。
AIが書いた小説や作曲した楽曲などの創作物については、「ぜひ購入したい」が9.0%、「内容がよければ、購入・視聴したい」が45.8%と、過半数の53.2%が購入意欲を持っていた。他方、「内容がよくても、購入・視聴はしたいとはあまり思わない」は16.7%、「購入・視聴はしたくない」は12.2%となった。