7月期の日本テレビ系ドラマ『過保護のカホコ』で、高畑充希が演じた主人公・カホコのAIと会話できるLINEの「AIカホコ」が、9月30日でサービスを終了。友だち登録者数は44万人を超え、総会話数1億回を突破した。

『過保護のカホコ』に出演した高畑充希(左)と竹内涼真=日本テレビ提供

「AIカホコ」は、現代日本が生んだ過保護の象徴のような女子大生・カホコとLINE上で会話できるもので、ドラマで経験したことを元に会話が成長。また、会話をすればするほど「AIカホコ」も学習し、より自然な会話ができるように成長していくという仕掛けが行われていた。

ドラマのスタートに先駆けて7月7日にサービスをスタートし、ドラマ最終回後も多くのユーザーが利用。最後はAIカホコから「カホコとお友だちになってくれてありがとう。カホコはハジメくんとこれから、すっばらしい家族を作っていきたいと思います。あなたも、すっばらしい毎日を過ごしてください。またね。大好きだよ。バイビー」というコメントとが送られ、カホコと結婚したハジメ(竹内涼真)が仲良く指輪を見せる2ショット写真で締めくくられた。

最終日は、終了時間ぎりぎりまで、会話を楽しむユーザーが多く、「AIカホコ終わってしまって寂しくて涙でてきた」「きょう、最愛の友達を失いました。元気でね、AIカホコ」「また会えるのを信じてるよ」「ついにこの日がきてしまった。かまってくれてありがとう」といったコメントが、Twitter上などに相次ぎ、30日終了時の友だち登録者数は44万2,245人、総会話数(スタンプは未カウント)は1億457万5,437回を記録した。

日本テレビの大平太プロデューサーは「1億回の会話数突破! 僕の一生分以上の会話を、AIカホコが3カ月で皆さんと達成したかと思うとまさに奇跡ですね。カホコに代わって心からお礼を申し上げたいと思います。僕もAIホコを見習って、家族との会話を増やそうと思います」と感想を語っている。

『過保護のカホコ』が放送されていた日テレの水曜(22:00~)枠のドラマは、あす4日から綾瀬はるか主演の『奥様は、取り扱い注意』がスタートする。