コント日本一を決める『キングオブコント2017』の決勝戦が1日、TBS系列で生放送され、結成13年目のお笑いコンビ・かまいたち(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)が10代目王者に輝いた。ファーストステージで1位通過し、衝撃を与えた男女コンビ・にゃんこスター(フリー)は惜しくも2位となった。
ファーストステージは、1位にゃんこスター(466点)、2位かまいたち(464点)、3位さらば青春の光(455点)、4位ジャングルポケット(452点)、同4位アンガールズ(452点)と、今年5月に結成したばかりのにゃんこスターが1位通過。史上最速で決勝進出を果たしたスーパー3助(34)とアンゴラ村長(23)によるにゃんこスターは、独特な世界観の縄跳びを使ったリズムネタを披露し、「何だこれ!」「これはちょっとまいったな」と審査員にも衝撃を与えた。
ダウンタウンの松本人志は今年の決勝で自身最高得点となる97点をつけ、「まんまと入れさせられたという感じ。笑いってに憎たらしさも必要かなと思っていて、いい感じで憎たらしかった」とコメント。同じく97点をつけたさまぁ~ずの三村マサカズは「家帰ってもう1回みたい」とすっかり魅せられたようだった。
そしてファイナルステージ。アンガールズ(452点/合計904点)、ジャングルポケット(458点/合計910点)、さらば青春の光(467点/合計922点)、かまいたち(478点/合計942点)と、最後のにゃんこスターを残してかまいたちが1位に。注目のにゃんこスターは、今度はフラフープを使ったリズムネタを披露し、結果は462点/合計928点。かまいたちが逃げ切り、にゃんこスターは惜しくも2位となったが、その名を全国に知らしめた。
松本は「にゃんこスターもよかったんですけど、かまいたちが逃げ切った感じかな。イタチとネコではイタチの方が強かった、かな」と2組のコンビ名から動物で表現。にゃんこスターはこの結果に「十分ですよ」と笑顔を見せ、「このあとテレビありましたら! 呼んでください!」とアピールした。
また、かまいたちは放送終了直後の会見で、ファイナルステージでにゃんこスターがネタを披露しているときの心境を聞かれ、「とんでもないネタしはるなと。怖いなという気持ちでした。やめてくれーって」「想像外のネタで2本目も何されるかわからなかったので、ただただ怖かったです」と打ち明けた。