カシオ計算機は9月26日、3Dグラフ機能を搭載したカラー関数電卓「fx-CG50」を発表した。10月20日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は25,000円前後(税別)。
3Dグラフの描画・解析が行えるカラーグラフ関数電卓。3Dグラフの描画機能として「テンプレートによる描画」と「回転体グラフ描画」を搭載。「テンプレートによる描画」では、円錐 / 円柱 / 球体 / 平面 / 直線などのテンプレートを使って描画を行う。また、2Dグラフ式に基づいてX軸 / Y軸まわりの回転体を描くことも可能。3Dグラフは同一画面に3つまで同時に描画でき、各グラフの色分けも行える。
「回転体グラフ描画」は、描画した立体を上下左右に回転させる機能。立体表面の座標も確認可能で、立体を平面で切断した際の断面も可視化できる。2つの直線間、または平面間の位置関係や、直線と平面間の位置関係も調べられる。
2Dグラフ機能も充実しており、一般的な関数グラフや折れ線 / 円 / 棒などのグラフを描画可能。関数式やデータの傾向を知るのに役立つ解析機能や、教科書通りに入力/表示できる数学自然表示対応の「関数計算機能」も搭載している。
画面は384×216ドットで、文字ドットは21行×8桁(ファンクションメニュー行を含む)。16MBのメモリを内蔵し、USB 2.0ポートを装備。電源には単4形乾電池バル4本を使用し、電池寿命は約170時間。本体サイズはW89×D188.5×H18.6mm、重量は約230g(電池を含む)。