キャリアインデックスは9月27日、 「CAREER INDEX転職・仕事実態調査vol.20」を発表した。今回は「会社にあったら嫌な制度・イベント」について尋ね、結果をランキング化した。調査期間は5月26日~29日、調査対象は過去3年以内に転職経験のある関東在住の有職者、有効回答は515人。

嫌な制度・イベント1位は「運動会」

会社にあったら嫌な制度・イベントの総合ランキング1位は「運動会」(45.2%)。同社は、休日開催が多く時間的拘束も長いほか、運動が苦手な社員の間での不人気もあるだろうと推測している。

総合ランキング

2位は「ゴルフコンペ」(43.3%)で、こちらも時間や場所に縛られること、上司や取引先と一緒の場合が多いこと、費用がかかることなどが敬遠されるとみられる。また3位には同社が前回発表した「会社にあったら嬉しい制度・イベント調査」で総合5位に入った「社員旅行」(40.2%)がランクインした。

管理職への意向の有無別にみると、全体的に管理職を志望していないグループで得票率が高く、管理職を志望しているグループでは得票率が低かった。管理職を志望していないグループでは、「飲み会」(38.9%)、「役員との交流制度」(37.0%)、「納会」(33.7%)がトップ10に入り、社内交流を促すイベントをあまり好ましく思っていないことが浮き彫りになった。

管理職への意向の有無別ランキング

一方、管理職を志望しているグループでは、「書き初め/年始の目標」(35.6%)、「バレンタイン/ホワイトデー」(26.3%)、「ハロウィン」(21.2%)、「クリスマス」(20.3%)など、季節性が関連するイベントがトップ10に入った。同社は「目標達成に対して負荷がかかる中、 売上につながらない業務や費用が発生するなど、ネガティブな考えを持つ人も多いのでは」と推察している。