iOS 9でサポートされた「Live Photos」は、シャッターを切る前後1.5秒/合計3秒の動画と音声が静止画とともに記録される"動きのある写真"だ。iPhone 6s/6s Plus以降に発表されたカメラ内蔵のiOSデバイスであれば利用でき、シャッターチャンスを逃さずシャッター音も小さいことから、通常の静止画の代わりに利用しているユーザも少なくない。
iOS 11では、このLive Photosのサポートが一気に充実した。ただ再生するだけでなく、「写真」アプリでエフェクトを指定できるなど、編集/カスタマイズが可能になったのだ。
用意されたエフェクトは、「ループ」と「バウンス」、そして「長時間露光」の3種類。ループは動画部分を最初から最後まで、表示されているかぎり再生を繰り返すというもの。バウンスは、動画部分を再生し終えると逆再生し最初に戻るという"行きつ戻りつ"を繰り返す。長時間露光は、カメラのシャッターが開く時間を長くする撮影方法に似た効果をもたらしてくれる。
撮影済のLive Photosにエフェクトを適用する場合、「写真」アプリを利用する。目的のLive Photosを表示し、上方向へフリックしてみよう。初期値のエフェクト(Live)にくわえ、iOS 11で追加された「ループ」と「バウンス」、「長時間露光」が候補に表示されるはずだ。
なお、それぞれのエフェクトは動きがシミュレート済のため、適用後にどのような表示になるか見るだけで確認できる。もし気に入らなかったとしても、再びエフェクト画面を表示し「Live」を選択すれば、撮影した時点の状態へ戻すことができる。まずは試してみよう。