Kingston Technologyのゲーミングブランド「HyperX」は、東京ゲームショウに初出展し、発表されたばかりのゲーミングキーボード新モデルを始めとした製品を展示、デモしていた。
KinsgtonはPC用メモリやフラッシュメモリで古くから知られ、現在では独立系としては世界最大のメモリベンダーとなる。2002年にスタートしたHyperXブランドも、自作PCユーザーにはOCメモリなどで知られるが、近年はゲーミングデバイスに注力、今回の展示もそれを反映した形だ。
HyperXは幕張メッセ国際展示場のホール10-W30に出展。eSportsステージにスポンサードしており、ブースの中央では23日にウメハラ選手、ときど選手、チョコブランカ選手を迎えてストリートファイターVチャレンジを、24日にはプロゲーマーチーム DETONATORを迎えてオーバーウォッチチャレンジを開催する。ほか、VR体験コーナーやHyperX、Kingston製品の物販コーナーなどを併設、スタンプラリーなどでもらえる景品も用意している。
HyperXの主力デバイス - ゲーミングヘッドセット「Cloud」シリーズ
新製品は、ステージ周辺と物販コーナーにおいて体験可能な状態で展示されている。新製品としては、9月1日に発表されたゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Alpha」、ゲーミングフルキーボード「HyperX Alloy Elite」、そして9月21日に発表されたゲーミング コンパクトキーボード「HyperX Alloy FPS Pro」の3製品。そのほか従来製品も展示されている。
HyperX Cloud Alphaは、同社のヘッドホンの主力となるCloudシリーズの新製品。新製品はさらに歪みのないクリアな音質を目指し、デュアルチャンバー構造、50mmドライバを採用した。
また、アルミ製フレームで強度とデザイン性を高めるとともに、赤いメモリフォームを採用して装着感を向上させ、長時間の装着感を向上させている。HyperXのオーディオ製品は2014年と比較的最近にスタートしたが、現在では200万台を出荷するまでに成長を遂げていると言う。
HyperX Cloud Alphaも体験可能。対応周波数は13~27,000Hz、インピーダンスは65Ω、ケーブルは1.3m+2m延長。また、マイクはノイズキャンセリング機能を搭載しており、必要に応じて着脱可能な構造をしている |
FPSゲーマー向けのテンキーレスモデルを新たに投入
HyperX Alloy EliteおよびHyperX Alloy FPS Proは、2013年にリリースされたゲーミングキーボード「Alloy」シリーズの最新版となる。HyperX Alloy Eliteはフルキーボードで、104英語配列。Cherry MXシリーズの茶軸、赤軸、青軸を採用する各モデルで展開される。
LEDバックライト発光色は赤のみ(発光パターンは6、明度は4レベル)だが、チタンカラーのWASD、1~4キー用追加キートップをバンドルするほか、スチールフレームを採用、メディアキーを搭載、パームレストなどを特徴とする。
ゲームプレイ中のWindowsキーの誤操作を防止するゲーミングモードを搭載、ポーリングレートは1000Hz、アンチゴースト機能やNキーロールオーバーにも対応する。
HyperX Alloy FPS Proは、既存モデルのHyperX Alloy FPSから10キーを省いたコンパクト版という位置付け。87キーの英語配列を採用している。HyperXでは各国のプロゲーマーをサポートしており、そうしたところからよりデスク上で大きく面積を専有しないコンパクトなものを、可搬性の高いモデルをといったニーズを受け開発されたとのことだ。
ケーブルも着脱式を採用している。バックライト発光色はこちらも赤で(発光パターンは6、明度は4レベル)。軸はCherry MXの赤軸を採用(従来モデルのHyperX Alloy FPSは、茶赤青の3モデル)。フレームは剛性が高く重厚感もあるスチール製。ポーリングレートは1000Hz、アンチゴースト機能やNキーロールオーバーにも対応するほか、Windowsキーを無効化するゲーミングモードも搭載している。