説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『パソコンからiOSアプリがダウンロードできなくなるの!?』という質問に答えます。
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はい、できなくなります。iTunesでダウンロードできないということは、パソコンからアプリを入手する手段がなくなることを意味します。この仕様変更は、Mac版・Windows版ともに行われています。
今後、iOSアプリのダウンロードは必ずiOSデバイス(iPhone/iPad/iPod touch)を利用することになります。これまでパソコン(iTunes)でアプリをダウンロードした場合、iOSデバイスと同期しなければなりませんでしたし、パソコンにアプリファイル(拡張子がipaのファイル)が残りましたが、これからはその負担がなくなります。
最新バージョン(v12.7)にアップデートしなければ、2017年9月現在は引き続きiTunesでアプリのダウンロードが可能です。このままiTunesでiOSアプリをダウンロード/管理したい場合には、アップデートを避けましょう。
とはいえ、いつまでもiTunesをアップデートせず使い続けることはできません。バージョン12.7に更新しないかぎり、iOS 11を搭載したiOSデバイスとパソコンを同期/バックアップすることはできませんし、新機能の恩恵を受けられません。
iTunesでアプリをダウンロードできなくなったとしても、Wi-Fiやモバイル回線がじゅうぶんに高速化した現在、iPhoneでダウンロード処理することの負担はわずかです。パソコンで直接アプリファイルを扱えなくなりますが、一度ダウンロードしたアプリはiOSデバイスで繰り返しダウンロードできますから、iTunesなしでも困ることはないでしょう。