アクサ生命保険は9月21日、『ビジネスパーソンの「治療と仕事」に関する調査2017』の結果を発表した。調査期間は7月27日~8月1日、有効回答は30~59歳のビジネスパーソン1,000人。

1年間で病院にかかった日数、「1~5日」が4割弱

ビジネスパーソンが1年間で病院にかかった日数は、「1~5日」が36.7%で最多。次いで「11~20日」が11.7%、「6~10日」が11.5%、「21日以上」が5.3%と続いたほか、病院に行かなかった「0日」は34.8%だった。全体の平均通院日数は6.5日となった。

昨年1年間で、何日くらい病院にかかったか

過去10年以内に入院経験がある人に、直近の入院日数を聞くと、"日帰り入院"に当たる「1日」が13.5%、「2~7日」が46.9%で、「7日(1週間)以下」が計60.4%を占めた。このほか、「8~14日(2週間)」は25.1%、「61日以上」の長期入院は1.9%で、平均入院日数は10.6日となった。

入院にかかった費用を日額でみると、「5,000円超~1万円以下」が22.2%と最も多く、次は「1万円超~1万5,000円以下」で21.3%。一方、高額の「2万5,000円超~3万円以下」は12.6%、「3万円超~5万円以下」は15.0%と、各1割以上あった。平均入院費用は日額2万2,000円だった。

入院にかかった費用

治療を目的とした通院の経験がある人に、通院期間中の"治療(通院)と仕事"の両立状況について質問すると、「治療と仕事を両立した」が83.6%、「休職していた、または長期休暇を取得していた」が13.3%、「離職(退職)していた」が3.2%となった。

通院治療と仕事を両立した経験がある人に、その感想を尋ねたところ、34.1%が「つらかった」と回答。入院や通院治療で苦労したことは、「時間の確保(休みを取りづらいなど)」が37.8%と最も高く、以下、「治療費の負担」が33.3%、「業務の調整(引き継ぎが大変など)」が24.4%、「収入の減少」が23.1%と続いた。