9月21日の朝、Yoichi Yamashita氏の記事にあったように、台湾HTC Corporationの株式取引が一時停止されており、GoogleがHTCの事業部門を買収する可能性が浮上していた。

その後、HTCから正式に発表があり、HTCでスマートフォン「Pixel」を手がけている部門が、11億ドルでGoogleに買収された。Pixelの開発チームは、Googleのハードウェア部門に移る。合わせてGoogleは、HTCが持つ知的財産の非独占的ライセンスを受け取る。

HTCとGoogleは、スマートフォンの開発において10年の協力関係にあり、今回の契約は「その証」としている。ただ、HTCの全開発部門が買収されたわけではなく、HTCブランドのスマートフォン、VRヘッドマウントディスプレイ「HTC VIVE」などは継続していく。

なお、Googleは10月4日に新しいスマートフォンを発表する。米Googleの公式YouTubeでティザー動画を公開しており、新スマートフォン「Pixel 2」や各種ハードウェアの登場に期待がかかる。イベントの模様は、日本時間の10月5日午前1時から、YouTubeでライブ配信される予定。