「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、朝夕は随分涼しく、過ごしやすい季節となりましたね。爽やかな風も心地よく、秋の彼岸も近づいてきました。今回は彼岸の時期の開運術を紹介します。
お彼岸の風習は太陽の動きに関係あり
彼岸には、春と秋の彼岸があります。それぞれ春分の日と秋分の日を中日(ちゅうにち)として、前後3日間が彼岸となります。2017年秋の彼岸は、9月20日にお彼岸入りし、9月23日が彼岸の中日、9月26日にお彼岸明けとなります。秋の彼岸の中日は、秋分の日となります。
春分と秋分の日は、太陽が真東から上り、真西に沈みます。そのため、昼と夜の長さがほぼ同じになります。古くより日本では、太陽の動きはお祭りごとなど、さまざまな場面でとても重要とされてきました。この特別な日に先祖を敬い、祈りを捧げる日本独特の風習が生まれました。
お墓参りに行ける人は、是非感謝の気持ちや思い、今後の計画をご先祖さまに伝えしましょう。土の気が強くなっているこの時期は、地に足をつけて確実に一歩一歩、自分のペースが整うエネルギーを吸収でき、今後の発展が期待できます。どうしてもお墓参りに行けない人は、静かな場所で心の中でそっと手を合わせましょう。
「ぼたもち」「おはき」がもたらすもの
お彼岸は、和菓子をお供えすることも多いですね。その時よく登場するのが、「ぼたもち」や「おはぎ」。基本的には呼び方が違うだけで同じものなのですが、牡丹の季節となる春は「ぼたもち」、萩の季節となる秋は「おはぎ」と言うように季節によって呼び名が変わる、こしあんと粒あんの違いなど、地域によっても特色があります。
小豆は浄化作用が強く、魔を祓うパワーフード。白いお米は、清浄と五穀豊穣、つまり、強い富の力を表します。金の気を強め、財力がつき豊かな金運を取り込めます。土の気と合わさって安定した運気を運びますので、良きパートナーと絆が深まり、結婚運が強まります。
その昔、甘いお菓子はいつでも食べられるものではなく、砂糖はとても貴重なものとされてきました。小豆が持つ強力なパワーと合わさったおはぎに感謝の思いを込めて、ご先祖さまに捧げてきたという歴史があります。お供えした後は、おいしくいただきましょう。
土の気が強くなっているこの時期は、黄色やオレンジのものを持つと、安定した運気を取り込むことができます。深まりゆく秋を楽しみましょう。
※画像はイメージ
著者プロフィール: 月香(つきか)
ハート占い1to1、ハートスクール1to1主宰。
幼い頃よりさまざま体験を通じて、目には見えない何か不思議な力が存在していることに気づく。
スピリチュアルカウンセラーとして、風水や四柱推命、霊視をしながら、たくさんの方々を鑑定。人は誰でも最良の選択をすることで、幸せを引きよせることができると実感する。
スクールでは、占い師、セラピスト、スピリチュアルカウンセラー、ヒーラーを養成。
モータースポーツにも従事。レーシングチーム、Team Sky Lightに所属。