東プレは19日、PC用キーボード「REALFORCE」シリーズのきょう体デザインを16年ぶりに刷新。オン位置を設定できるAPC機能など、機能を追加した新製品を発表した。リリース当初のラインナップは4モデル8機種で、いずれもテンキー付きの有線接続モデルとなる。10月6日から順次発売し、価格は税別19,800円から。
「REALFORCE」は、入力スイッチに静電容量無接点方式を採用したPC向けキーボード。今回発表された、第2世代目となる新モデル「R2」シリーズは、初代から16年ぶりにきょう体デザインを刷新し、サイズを現行から16%省スペース化。特に前後の奥行きが縮小され、机上のスペースを広く活用できるとする。キー配列に大きな変更はないが、最下段のスペースキー横幅を従来の47mmから80mmへ拡大し、合わせて最下段のキーサイズを調整している。
リリースされた8機種のうち4機種は、同社が2016年12月に発売したゲーミングキーボード「REALFORCE RGB」で採用されている、独自のAPC機能(アクチュエーションポイントチェンジャー機能)を搭載した。
APC機能は、1.5mm/2.2mm/3mmの3段階で、キーの入力位置を全キーおよび個別に設定できる。例えば、1.5mmに設定すると通常時より素早く入力できたり、重要なキーを3mmと深く設定することで不意の誤入力を防げたりする。入力位置は本体右上に配置された専用キーで全キー一律に切り替えられるほか、設定ソフトウェアから各キーごとのカスタマイズが可能。
APC対応製品には、キーキャップの下に設置することでストロークを浅くできるスペーサー2種類(2mm厚/3mm厚)と、キートッププラーが付属する。
このほか、右上にLEDインジケータを備え、ソフトウェアで7色から選んで設定できる。また、底面では滑り止めに使われるラバーフィートを増加し、安定性を向上させた。
入力スイッチや全キー対象のNキーロールオーバー、昇華印刷キーキャップ(一部モデルは非対応)、各キーの列に段差を設けスムーズな入力を補助するステップスカルプチャーなどの機能は、従来から継続する。
本体サイズはW455×D142×H30mm、重量は約1.4kg。ケーブル長さは1.5m。インタフェースはUSB。ラインナップは4モデル8機種で、下記の通り。
標準モデル
テンキーを搭載した、108キー日本語配列キーボード。発売日は10月6日で、価格は税別19,800円。カラーはブラック(R2-JP4-BK)、アイボリー(R2-JPV-IV)の2種類。
ブラックの押下圧は全キー45g、キーキャップはレーザー印刷で、かな無し。アイボリーは押下圧は変荷重(30g/45g/55g)で、昇華印刷、かな有り。
静音モデル
キー打鍵の音が鳴りにくい、テンキー付き108キー日本語配列キーボード。発売は11月上旬で、価格は税別21,300円。カラーはブラック(R2S-JP4-BK)、アイボリー(R2S-JPV-IV)の2種類。
ブラックの押下圧は全キー45g、キーキャップはレーザー印刷で、かな無し。アイボリーの押下圧は変荷重(30g/45g/55g)で、昇華印刷、かな有り。
APCモデル
APC機能を備えた、テンキー付き108キー+4キー日本語配列キーボード。発売は12月上旬で、価格は税別22,800円。カラーはブラック(R2A-JP4-BK)、アイボリー(R2A-JPV-IV)の2種類。
ブラックの押下圧は全キー45g、キーキャップは昇華印刷で、かな無し。アイボリーの押下圧は変荷重(30g/45g/55g)で、キーキャップは昇華印刷、かな有り。
APCモデル+静音モデル
APC機能と静音機能の両方を備えた、テンキー付き108キー+4キー日本語配列キーボード。発売日は12月上旬で、価格は税別24,800円。カラーはブラック(R2SA-JP3-BK)、アイボリー(R2SA-JP3-IV)の2種類。
ブラックの押下圧は全キー30g、キーキャップは昇華印刷で、かな無し。アイボリーの押下圧も全キー30g、キーキャップは昇華印刷で、かな有り。