プラネットは9月15日、同社運営のニュースレター「Fromプラネット」第69号にて、「行列に関する意識調査」の結果を発表した。調査は7月19日~8月4日、インターワイヤードが運営するネットリサーチ「DIMSDRIVE」のモニター3,811名を対象に行われた。
行列スポット1位はテーマパーク
調査ではまず、どんなスポットで行列に並んだことがあるか聞いたところ、「テーマパーク・遊園地」(63.3%))や「飲食店(ラーメンなど)」(48.9%)と回答した人が多く、以降、「美術展やイベント」(27.0%)、「名所や話題のスポット(東京スカイツリーなど)」(24.4%)、「イベントのチケットや物品販売など」(21.4%)、「スイーツ・菓子店・パン屋さん」(21.3%)と続いた。
性年代別に見ると、上位となった項目で女性の数値が男性を上回る傾向が見られ、特に「スイーツ・菓子店・パン屋さん」での男女差が大きく、男性13.9%に対し、女性は32.4%となった。
行列に並ばない若者の傾向
また、男女ともに20代~30代の若年層で数値が低い傾向にあり、「テーマパーク・遊園地」(男性20代:39.5%、女性20代:48.9%)でも、男女ともに各年代の中で最も低い結果に。反対に男女ともに20代で最も高かったのは、「行列に並んだことはない」(男性20代:47.4%、女性20代:36.2%)で、若者全体に、話題のスポットに行ってみたいという関心や興味、人気のアイテムを求める物欲などが低下している傾向がうかがえた。
テーマパークの行列に経営者!?
続いて、職業別にみると、「テーマパーク・遊園地」で並んだことのある人の割合は、「会社役員・経営者(以下、「経営者」)」が最も高く75.2%。次いで「専業主婦(主夫)」(72.6%)、「会社員」(69.5%)と続き、「専業主婦(主夫)」を抑え「経営者」がトップという意外な結果に。また、「名所や話題のスポット(東京スカイツリーなど)」(28.4%)や「宝くじ売り場」(22.9%)でもトップになるなど、経営者は多方面に関心が強く、並んででも手に入れたいという好奇心に加え、実行力も備えている人が多いことが読み取れる結果となった。
そのほか、「飲食店(ラーメンなど)」では、「会社員」(57.1%)が最も多く、次いで「経営者」(51.4%)、「自由業」(51.1%)となり、「スイーツ・菓子店・パン屋さん」では、「専業主婦(主夫)」(29.1%)、「パート・アルバイト」(26.3%)、「会社員」(24.5%)の順となった。
最大待ち時間は30分~1時間
次に、行列に並んだときの最大待ち時間についても調査を実施した。結果、「テーマパーク・遊園地」や「新作発売(スマートフォン、書籍など)」では、最大で「1時間」待ったという人が最も多く、それぞれ32.0%、31.6%。その他のほとんどのスポットでは「30分」待った人が最多だった。
また、「イベントのチケットや物品販売など」や「新作発売(スマートフォン、書籍など)」では、「5時間以上」(6%程度)の割合が他と比べて高かった。
実際に並んで待った後の満足度を調べると、「満足計(大満足+満足)」が最も高かったのは「スイーツ・菓子店・パン屋さん」で52.3%。次いで「美術展やイベント」(51.8%)、「新作発売(スマートフォン、書籍など)」(48.7%)と続き、「宝くじ売り場」(21.5%)を除くいずれのスポットでも、4割以上の人が満足していることがわかった。