女優の黒柳徹子が15日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた同局系ドラマ『トットちゃん!』(10月2日スタート、毎週月~金曜12:30~)の制作発表会見に出席。自身のアンドロイド・tottoにダメ出しした。
黒柳が原案を務める同ドラマは、自身と家族の激動の昭和史を描いていくもの。3Dカメラで黒柳本人をスキャンして等身大の型を作成し、『徹子の部屋』42年分の会話データから声を発するtottoは、この会見の司会を務め、"アシスタント"となったテレ朝の坪井直樹アナウンサーに「ほら、あなたもちゃんと皆さんにごあいさつ」と促すなど、坪井アナをタジタジにしていた。
そんなtottoに、黒柳本人は「お上手にしゃべれて、ビックリしております」と驚きながら、「ちょっと言葉乱暴ですけど」とダメ出し。劇中で黒柳を演じる清野菜名が、今作への意気込みを語った後に、坪井アナに「徹子さん、いかがですか?」と呼びかけられても、tottoに振ったのかと一瞬躊躇(ちゅうちょ)し、「ちょっとね、どっちなのか分からなくて」と混乱していた。
また、黒柳は鮮やかなワインレッド色のドレスで登壇したが、坪井アナに「大変ゴージャスで美しいですね」と振られると、「そっちのtottoちゃんに負けないようにと思って」とライバル意識を見せる場面も。ちなみに、tottoと清野が着ている衣装も、黒柳の私物だそうだ。
この会見には、黒柳、清野、totto、さらに劇中で幼少期の黒柳を演じた子役の豊嶋花も出席し、"玉ねぎ頭"が4人も勢ぞろい。黒柳は「(4人もそろうのは)初めてだと思います」とご満悦で、今作についても「(自分の)生まれる前から見られるし、昔の人生を見ることができるなんてめったにないことなので、とっても楽しみですね」と期待していた。