マネジメントベースは9月14日、「仕事ができない若手社員の特徴」に関する調査結果を発表した。同調査では30代、40代のビジネスパーソン(会社員・公務員)を対象に、同じ職場で働いたことのある25歳から34歳までの若手社員について尋ねた。調査期間は2017年8月18~21日、有効回答は7,924人。
仕事ができないと感じる理由、1位はマインドに関する回答
「仕事ができない若手社員がいる」と答えた人(2,564人)に対し、その特徴等を聞いたところ、仕事ができないと感じる理由として最も多いのは「受け身、自主性・積極性がない」などマインドに関する回答だった。次いで「仕事が遅い、要領が悪い、ミス・不注意が多い」「報連相がない、コミュニケーション力が低い」「やる気・モチベーションが低い」と続いた。
仕事ができない若手社員に関して、「本人は"仕事ができない"事を認識して(気づいて)いるか?」について5択で尋ねたところ、44%が「認識していない」と回答。また「その現状を改善しようとしているか?」については、51%が「努力をしていない」と答えており、周囲から仕事ができないと見られている若手社員の約半数は、「自覚がなく、かつ、改善する様子も窺えない」(同社)ことが浮き彫りになった。
東京大学の中原淳氏は、著書「フィードバック入門」の中で、上司は部下にもっと耳の痛い話を伝えて(=フィードバック)、部下と職場を立て直すべきと説いているという。同社は「今回のアンケート結果も、フィードバックの重要性を示すものと言えるかもしれません」としている。