LCCのジェットスター・ジャパンは9月14日、2017年6月期決算(2016年7月1日~2017年6月 30日)で、4億9,800万円の純利益を計上し、2016年に続いて2年連続での通期での黒字を達成したことを発表した。営業収入は対前年比1%増の528億円、2017年度の搭乗者数は国内のLCCとして最多となる520万人(有償ベース)となり、平均搭乗率は前年度比2ポイント増の85%となった。

4億9,800万円の純利益を計上

9月8日付けでジェットスター・ジャパンの代表取締役社長に就任した片岡優氏は、「5年前の就航時、3都市・2路線を3機の航空機で運航開始しましたが、現在では21機まで増え、今年6月には上海に就航し、国内外15都市・25路線まで路線網を拡充してまいりました。今年7月には、就航からの累積搭乗者数2,000万人を国内のLCCとして最速で達成しました。国内線におけるLCCとしての旅客数シェアは50%(注)で最大となっています。

ジェットスター・ジャパンは、昨年策定した中期計画を進めており、今年度中に22機、23機目となる機材の導入を予定しています。また、2018年春をめどに中部国際空港を拠点化する計画も順調に進んでおり、国内外路線網を今後さらに拡充していく所存です」とコメントしている。