マンションマーケットは9月14日、「品川区タワーマンション価格上昇率ランキング2017」を発表した。
上昇率1位は「ゲートシティ大崎サウスパークタワー」
今回は、同社が運営するサイト「マンションマーケット」のデータ(2017年9月5日時点)を用いて、品川区にあるタワーマンション(地上階数20階以上の中古分譲マンション)の2016年8月と2017年8月の平均平米単価を比較し、価格上昇率の高かった上位10マンションをランキング化した。
その結果、1位となったのは「ゲートシティ大崎サウスパークタワー」で上昇率127.5%。2位の上昇率を10ポイント以上上回り、断トツの上昇率を記録した。しかし、この1年間の価格推移は上下差が大きく、マンションマーケットは「決して安定した価格推移とは言い難い」とみている。
2位は「ドレッセ目黒インプレスタワー」で上昇率113.3%。前半の価格は横ばいを続けていたものの、2017年3月以降は順調に上昇。3月時点と8月時点を比較すると、プラス10万円/㎡以上と大きく上昇し、その後も堅調に推移しているという。
3位は「ラグナタワー」で上昇率108.1%。2016年末に東京都の平均平米単価を割り込み、過去6年間の中でも最も低い価格となったが、その後、値を戻し3位にランクインした。マンションマーケットは「大きな下落を記録しただけに、今後の価格動向も注意したいマンションと言える」としている。
1年前と比べると、2年連続でトップ10に入ったマンションは、4位の「ライオンズタワー目黒」と7位の「ジェイタワー西大井」の2マンションのみ。その他の8マンションは、直近1年間の価格上昇率はマイナスとなったが、下落率は1%未満のマンションが多く、資産性の高さがうかがえる結果となった。