VAIOは11日、第4期(2016年6月1日~2017年5月31日)の決算公告を官報に掲載した。これによると、VAIO 第4期の営業利益は、第3期の1億8000万円から5億8500万円へ、経常利益は第3期の3600万円から5億7300万円へ、大幅に増加した。
売上高は188億6900万円、売上原価は161億7300万円で、売上総利益は26億9600万円(第3期17億5200万円)となった。営業利益は5億8500万円(第3期1億8000万円)。経常利益は5億7300万円(第3期3600万円)。純利益は1億8500万円(第3期6400万円)。
VAIOは2014年7月1日に、ソニーのPC事業部から独立して分社化。2015年度で業績を大きく回復させた大田義実代表取締役社長から、2017年6月15日付で社長交代しており、第4期の決算公告は新社長となった吉田秀俊氏のもとで出される最初のものとなる。なお、吉田社長は、2017年8月1日に開催された社長就任会見で、2016年度実績は法人向け販売が奏功したとし、法人市場を「大きくハイライトしていきたい領域」と語っている。