マクロミルは9月12日、「AI(人工知能)に関する調査」の結果を発表した。調査期間は8月29日~30日、有効回答は20~69歳の個人1,000人。
AIに期待すること1位は「医療の進歩」
AIの認知率を調べたところ、「意味を知っていた」との回答は59.8%で、「言葉自体は聞いたことがあった」の36.0%を合わせると、95.8%に上った。
AIに対して期待することは、「医療が進歩する」が55.1%で最多。次いで「介護が進歩する」が52.2%、「防災や災害支援に役立つ」が49.8%、「仕事の一部が自動化される」が46.9%と続いた。他方、「ペットの代わりになってくれる」は10.5%、「恋人・パートナーの代わりになってくれる」は3.6%と、これらの分野への期待値は低いことがわかった。
自分の仕事が将来的にAIに取って代わられると思うかどうか尋ねると、39.6%が「はい」と回答。年代別では30代が46.2%と最も高く、この年代の危機感が高いことがうかがえる。
AIに対して持つ具体的なイメージについて7つのイメージを提示し、それぞれどの程度あてはまるか質問したところ、「あてはまる」「ややあてはまる」の合計が最も多かったのは「私たちの生活に大きく影響する」で73.3%、次は「期待している」で66.4%。一方、「親しみがある」は19.5%と他のイメージより低かった。
同社は「AIによって生活が大きく変わることを期待する一方で、AI自体には親近感を持つ人はまだ少なく、現時点では生活の中で身近に感じている方は少ない状態にある」と分析している。