左端(先頭)のホーム画面を表示しているとき、右フリックするとウィジェット画面(Today画面)が現れる。そこにはさまざまなアプリのウィジェットが表示され、多くのユーザは「カレンダー」や「天気」など最初から有効に設定されているウィジェットを利用しているはずだ。
「SIRIの検索候補(APP)」も、最初から有効化されているウィジェットのひとつ。名称はSiriだが音声アシスタント機能と直接の関係はなく、最近利用したアプリのアイコンが表示される。ホームボタンをダブルクリックすると現れる「Appスイッチャー」でも最近利用したアプリを表示できるが、SIRIの検索候補のほうがわかりやすく、操作ミスが少ない。アプリ起動ツールとして活用しているユーザも多いことだろう。
しかし、SIRIの検索候補を含むウィジェットは、3D Touchに対応していない。だからアイコンを押し込むと現れるメニュー「クイックアクション」は利用できず、ただアイコンをタップしてアプリを起動するためだけの存在だ。
これではアプリのクイックアクション関連機能を生かせない、ホーム画面と同じスタイルでアプリを起動したい、と考えるのも無理はないが、Today画面の仕様でそう決められているためどうにもならない。
実は、ごくかんたんな操作でこの問題は解決できる。それは検索フィールドのタップ、しかもわずか1回のタップだ。表示されるアプリの種類に変わりはなく、タップするだけでホーム画面とまったく同じクイックアクションの機能を利用できるようになる。「表示を増やす」をタップすれば、表示できるアプリを6つに増やすこともできる。通知センターの検索フィールドでも同じ効果を得られるので、ぜひ覚えておこう。