タレントのビートたけしが、10日放送のフジテレビ系大型特番『FNS27時間テレビ にほんのれきし』で、自身が起こした"フライデー襲撃事件"の真相を語った。
たけしは1986年、弟子のたけし軍団を引き連れて、講談社の写真週刊誌『フライデー』編集部に殴り込み、現行犯逮捕。動機については、当時交際していた女性が執拗な取材でケガを受けたことへの報復と言われていた。
だが、昭和・平成の出来事を振り返る『27時間テレビ』のグランドフィナーレ「池上彰が見た! たけしと戦後ニッポン」で、たけしは「講談社に話し合いに行ったんだけど、いつの間にか大ゲンカになって殴っちゃうんだけど…」と、自ら事件について切り出した。
たけしは「フリーのライターが『全然お金がないんだけど、あなたの取材をさせてくれたら、それを出版社に売っていくらかになるので、悪口は書きませんから』って手紙をくれて、かわいそうだから会ったんだよ。で、『現場に行っていいですか?』って言うから来るようになって、楽屋にいつもいるの」と、親密な仲になったことを説明。
しかしそれから、「『フライデー』の記事で、なんか芸能界のスキャンダルがやたらと出るようになった」そうで、「みんなが『あいつじゃねーか? スパイやってたのは』ってなって、やっぱりそうだった」と発覚。それで、たけしが『フライデー』の編集部に「そいつはいるか?」と電話すると「来い」と言われたので行ったものの、「『実はいないんだ』ってなってケンカになっちゃった」と事情を明かし、「俺が好きでやった訳じゃないんだから!」と主張した。