Atlassian Corporation Plc(以下、アトラシアン)は9月8日、チームのより効果的な協働を可能にするまったく新しいチームコミュニケーションソリューション「Stride」を発表した。

職場におけるあらゆるコミュニケーションツールは仕事に欠かせないものとなっているが、一方で、多重な情報やEメール、メッセージ、通知などによって、作業を頻繁に中断するなど、集中して作業を行う環境を確保できないことが問題となっている。同社は、このような問題を解決してチームが仕事を進めることができるように、このほど「Stride」を構築したとのこと。

Strideは、チームメッセージング、ビデオ/音声会議、コラボレーションツールなどの機能を搭載する。複数の異なるコミュニケーションツールを利用する必要はなく、会話や文脈、他者とのコラボレーションをひとつの強力な製品にまとめることで、チームが確実に作業を進められるようになるという。では早速、Strideの特徴を紹介していこう。

Strideの機能

「チームメッセージング」

まず、チームメッセージングは、チームが気を散らすことなく、思考、創造、解決をする中央的な場所を提供。リッチテキストメッセージ、クラウドメディア統合、セキュア ファイル、リッチメディアおよびリンク統合、高速検索、部屋ごとの通知など、ユーザーの好みに合わせて使用することが可能だ。

「音声およびビデオ会議」

音声およびビデオ会議は、音声、ビデオ、画面共有、リモートコントロール、電話番号への接続など、デスクトップやモバイルに組み込まれたクロスプラットフォームで、音声/ビデオ会議を体験することができる。

「コラボレーションツール」

コラボレーションツールは、メッセージスクリーン内の特定のメッセージを「Action(アクション)」としてマークしてタスク化し、チームメンバーにアサインできる。また会話の中での決定事項を「Decision(デシジョン)」としてマークすれば、重要な決定事項を見逃すこともないという。さらに、マークしたメッセージはサイドバーにまとめて表示され、いつでも確認することが可能となっている。

「フォーカスモード」

「フォーカスモード」

Strideのフォーカスモードは、必要な時に集中作業を行う環境を確保し、作業が終われば瞬時に周囲の状況に追いつくことができる。フォーカスモードは、プレゼンス情報に「フォーカスモード」と表示し、全ての通知をオフにすることで、集中して作業に取り組むことが可能。また、フォーカスモードを解除する際は、その間に各ルームや1:1チャットで起こったアクション、デシジョン、ミーティング、メッセージなどの重要な情報を、すぐに確認できるように表示してくれるという。

価格と利用可能機能

Stride Freeは、ユーザー数無制限、グループチャットルーム、ダイレクトメッセージ、グループビデオ、ファイル共有と5GBのストレージ、10アプリまたはbot、アクションやディシジョン、メッセージ履歴2万5,000件までを、無償で利用することができる。

Stride Standard は、Stride Freeの全機能に加え、会議機能、無制限のファイル共有とストレージ、無制限のアプリとbot、無制限のメッセージ履歴、ゲストアクセスおよびユーザー管理などの機能を利用することができる。価格は、1人あたり月額3ドルから。

対応プラットフォームは、Windows、MacOS、Linux、iOS、AndroidおよびWebクライアントが提供される。

詳細は「Stride」のサイトから。