クラシックに進み始めた、
ビリー・ジョエル。
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プライベートなことだが、この連載の担当者が「ビリー・ジョエルをやろうじゃないか?」といってきた。何故か聴けば、同僚のヤマザキくんが7月に結婚した際の、名札の裏のメッセージでビリー・ジョエルをリクエストしたそうだ。何を隠そう、僕はビリーは好きだが、熱心なマニアではない。もちろん、ほとんどの曲を知っているが情熱のこもったコメントができるかは自信がない。でもせっかくのリクエスト、ビリーも好きなので、いってみよう。

ピアニスト・ソングライターではこのヒトを抜きに語れない、ビリー・ジョエル初登場です。1971年のアルバムデビューから93年までのポップシーンを突っ走った、ピアノマンの曲をマイナビニュース会員1,689人に聞いてみた。

ビリー・ジョエルは1949年5月9日の68歳だが、同世代のミュージシャンはどんな感じか見てみよう。

  • ブルース・スプリングスティーン 1949年9月23日
  • ロジャー・テイラー(クイーン) 1949年7月26日
  • トレヴァー・ホーン(バグルス) 1949年7月15日

おお、蒼々たるメンバーが同級生です。

前後1年の48年と50年生まれとなると

  • スティーブン・タイラー(エアロスミス) 1948年3月26日
  • ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン) 1948年5月31日 - 1980年9月25日
  • イアン・ペイス(ディープ・パープル)1948年 6月29日
  • ロバート・プラント(ツェッペリン) 1948年8月20日
  • グレン・フライ(イーグルス) 1948年11月6日 - 2016年1月18日
  • カレン・カーペンター 1950年3月2日 - 1983年2月4日

俄然、ハードロック勢が幅を効かせているイメージですな。でも選び方に寄りますね、すいません。

では、一挙に15曲の順位を見ていただこう。

ベスト11~15位、まさかの「This Night」はこんなところに

個人的にかなり好きな曲が2曲も下位にはいってしまった。

結果15位となってしまった「マター・オブ・トラスト ~ A Matter of Trust」。少しセンチメンタルな歌詞、寂れた街を歌ったこの曲、生粋のビリー・ジョエルファンからはさほど好かれていないようだ。


ビリー・ジョエル
ザ・ブリッジ
ソニー・ミュージック
1986年7月9日発売

それに、驚いたのは「今宵はフォーエバー ~ This Night」である。ベートーベンの「悲愴」をモチーフにした素晴らしいバラードなのだが13位と低調に終っている。今一度、みなさん、聞いて再評価してもらいたいものだ。


ビリー・ジョエル
イノセント・マン
ソニー・ミュージック
1983年8月8日発売

ベスト6~10位、まさかの「さよならハリウッド」もこんなところに

モータウン調のヒット曲をかっ飛ばしていた時期の曲が多い。この辺りにあると、満足度は70%以上の楽曲が並ぶ。

でも、僕が大好きなのは7位に入った「さよならハリウッド ~ Say Goodbye to Hollywood」だ。この曲を僕は1位に推したい。若々しビリーのヴォーカルも素敵だ。


ビリー・ジョエル
ニューヨーク物語
ソニー・ミュージック
1976年5月19日発売

そして、6位の「アップタウン・ガール ~ Uptown Girl」はMTV全盛期において乗りに乗ったビリー・ジョエルの姿が非常に印象的だった。演技してますよ! 的な演出もイカす。


いよいよベスト1~5位、順当のラインナップか……

もう、この辺りの曲になると、僕も文句はない。どれもいい曲ばかりだ。僕の寸評なんてなくていい。鉄板続きなので曲だけでも聴いていってください。

1位 オネスティ ~ Honesty


2位 ピアノ・マン ~ Piano Man


3位 ストレンジャー ~ The Stranger


4位 素顔のままで ~ Just the Way You Are


5位 マイ・ライフ ~ My Life


ビリー・ジョエル
ニューヨーク52番街
ソニー・ミュージック
1978年10月12日発売

ビリー・ジョエル
グラス・ハウス
ソニー・ミュージック
1980年3月12日発売

駆け足で15曲の順位を紹介したが、いかがでしたか? ビリー・ジョエルファン納得の順位だったでしょうか?

***

さて今回は読者も長年のファンコメントです。

「ビリーのおっさん見事に太りましたねぇ。何回も結婚できてうらやましい。そうじゃないと愛の歌なんて書けないんでしょうね」(静岡県49歳男性)

4度目の結婚は32歳年下のアレクシス・ロデリックさん。スーパースターの生命力たるや……。
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「中学の英語の授業で歌ったのを思い出し、懐かしくなりました」(埼玉県38歳女性)
──授業でも使われるなんて、ビートルズ、カーペンターズ、S&Gに匹敵しますね。

「東京ドームにライブを観にいったときは、興奮のあまり貧血で倒れました!」(群馬県33歳女性)
──意識はあったんでしょうか!? 気を失ってたらあまりに損失が大きい!

「初めての失恋の夜、ベッドで繰り返し聴きました」(神奈川県37歳男性)
──うーん、今となってはきっと素敵な思い出でしょう。ちくしょうめ!

次回のアンケートはカーペンターズです。期間は本日9月8日(金)18:00~9月13日(水)23:59詳しくはマイナビニュース、会員ページまたね。

調査時期: 2017年7月24日~7月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 1,695名(男性1,104名 女性591名)
有効回答数:470
調査方法: インターネットログイン式アンケート