ファーウェイ・ジャパンが8日に販売開始した15.6型ノートPC「Huawei MateBook D」(以下、MateBook D)は、14型クラスのフットプリントに15.6型ディスプレイを搭載したスリムノートPCだ。

2016年7月に国内発表されたWindows 10搭載の12型タブレット「HUAWEI MateBook」、2017年7月に国内発表された13型ファンレスPC「MateBook X」および12型2in1 PC「MateBook E」に続く、同社国内初の15.6型モデルとなる。

MateBook D

製品の詳細はニュース記事「ファーウェイ、高性能でも手頃な15.6型スリムノートPC『MateBook D』」に譲り、ここではMateBook Dの外観を写真で紹介していこう。

MateBook Dの前面、背面。サイドのベゼルは細く、最薄部は規格値6.2mm(実測でも約6mm)。ディスプレイは広視野角液晶で、発色は良好。MateBook Xを大きくしたような印象だ。重量は1.9kgでやや重い

全体を覆うアルミ合金は、HUAWEI P10シリーズでお馴染みのサンドブラスト処理がなされている。ロゴ部分は光沢だが、天板カラーと揃えたダークカラーで、悪目立ちしないところが好印象。エッジは丸みを帯びたデザインになっている

インタフェースは必要最小限。USB 3.0 Type-A×2、USB 2.0 Type-A×1、HDMI、ヘッドホンジャック、電源コネクタを備える。電源コネクタは専用端子

本体サイズはW358×D239×H16.9㎜。背面、前面に端子はない。排気孔はキーボード面の背後(ヒンジ側)に設けられ、熱はヒンジ下へ抜けるようになっている

底面には丸型のゴム足を4つ用意。強力なすべり止めになっており、机上に加え、傾いた場所で使っても全く滑ることがなかった。底面には上左右にスピーカー用のメッシュが設けられている。8カ所設けられているネジを外せば底面が開けられそうだが、ユーザーによるパーツ換装は想定されておらず、保証外になるとのこと

キーボードの打鍵はやや柔らかめ。ロングキーで特にキーキャップが揺れる感覚があるが、キーボード板自体がしなるたわみはほとんどなかった。キー配列は英語配列のみ。通常の配列と異なり、右側に1列操作キー([Del][Home][PgUp][PgDn][End][→])が用意され、[BackSpace]や[Enter]を最右と思って打つと間違える。好みが別れるところだろう

タッチパッドとキーボードに指を置いたところ。タッチパッドは四角い形で、実測10.5×6.5cmと大きい。反応は良好で、マルチタッチジェスチャにも対応する。縁はクリスタルカットされ、高級感がある。タッチパッド手前の本体エッジ部には、PCを開ける時に手を引っ掛けるためのくぼみがある

電源ボタンは右上に配置され、クリスタルカットで縁取られている。指紋センサー兼用ではない(MateBook Dでは生体認証センサーを搭載しない)

ACアダプタは小さく、手のひらに乗るサイズ。単体での重さは183g

重量の実測は本体のみが1,853g。本体とACアダプタで2,036g

システム情報とデバイスマネージャー

■MateBook Dの主な仕様
CPU Intel Core i7-7500U(2.7GHz)
メモリ 8GB
ストレージ 1TB HDD
グラフィックス NVIDIA GeForce 940MX 2GB
ディスプレイ 15.6型ワイド(1,920×1,080ドット、タッチ非対応)
通信方式 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1
インタフェース USB 3.0 Type-A×2、USB 2.0 Type-A×1、HDMIなど
OS Windows 10 Home 64bit
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カラー スペースグレー