ジョーンズ ラング ラサール(以下、JLL)は9月7日、2017年8月末時点の東京Aグレードオフィスの空室率及び賃料を発表した。
JLLが定義する「東京Aグレード」オフィスとは、東京中心業務地区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)に位置し、延床面積3万平方メートル以上、基準階面積1,000平方メートル以上、地上20階以上で、1990年以降に竣工かつ新耐震基準に適合しているなど、一定の水準を満たすグレードの高いオフィスビルのこと。
2017年8月時点の東京Aグレードオフィスの空室率は2.8%(前月比+0.1pt、前年比+1.3pt)と、2カ月ぶりに上昇した。CBD全体にかけて比較的小規模な空室が発生し、新宿、京橋を含むサブマーケットにて吸収された移転需要を上回った。
賃料は、月額坪当たり3万6,570円(共益費込)。前月比0.1%上昇、前年比1.6%上昇となり、11カ月連続で上昇した。