9月とはいえ、まだまだ残暑が厳しい日もあり、夏バテ気味の人も少なくないと思います。そんな「ぐったりモード」の人へ向け、体を動かすことと食べることが大好きな料理人・キムケンさんが激ウマな「夏バテ対策レシピ」を紹介してくれます。今回はありそうでなかったコラボレーションが特徴的な丼レシピです。
夏バテの原因は?
皆様は「夏バテ」とはどういう状態のことかご存知ですか? 私は単純に「夏の暑さが原因で元気がなくなること」が夏バテだと思っていました。ただ、その真の原因は「室内外の温度差による自律神経の乱れ」やそれに伴う「入眠の困難」などにあると言われているようです。
確かに外からクーラーの効いた場所に行くのはとても快感であり、私自身が暑がりなこともあり、冷気が出てくる所に吸い寄せられてしまう習慣があります。むしろ昔は一人で「暑い所から涼しい所に行くゲーム」というのをよくやっておりました。それってあまりよくないってことなんですね(ゲームのネーミングおよびその内容に対するツッコミや質問は受け付けておりません)。
というわけで、この流れで「クーラーに頼らない裏ワザ」の紹介が始まりそうですが、そんなことはございません。レシピの紹介です!
今回ご紹介するのは、味付きカルビを使った簡単パワフルレシピです。何がパワフルって、ニラとトマトを入れていますからね。ともに各種ビタミンとミネラルを含むため、栄養価が高いです。疲労回復の期待が持てるビタミンB1も含有しています。さらにトマトに含まれる成分であるリコピンは、抗酸化力に優れることでも有名です。つまり、夏バテ対策とアンチエイジングをセットで狙えてしまうというレシピです。
味付け不要でフライパン1つでできるため、料理が苦手な人でも簡単につくれます。トマトの酸味とニラが相性抜群なのでぜひお試しください!
ニラトマトカルビ丼
材料(2人分)
ごはん 茶わん2杯分 / 味付きカルビ 200g / ミニトマト 5個 / ニラ 1/2束
つくり方
1. カルビを1枚ずつ広げながらフライパンに入れて中火で炒める。5割程度火が通ってきたら、ヘタを取って半分に切ったミニトマトを加える。
2. 1のミニトマトから水分が出てきたら、3cm幅にざく切りしたニラを加える。
3. 2を全体に火が通るまで炒めたら、丼によそったご飯の上にのせて完成。
カルビを1枚ずつ広げながらフライパンに入れて中火で炒める。5割程度火が通ってきたら、ヘタを取って半分に切ったミニトマトを加える |
ミニトマトから水分が出てきたら、3cm幅にざく切りしたニラを加える |
全体に火が通るまで炒めたら、丼によそったご飯の上にのせて完成 |
調理時のポイント
■味付きカルビから脂が出るので、炒め油は不要です
■ミニトマトでなくても、さいの目切りにしたトマトでもつくれます
筆者プロフィール: キムケン
東京都内の会社に勤めている30代男性。旦那より稼ぎの良い妻の健康を守るため、日々料理を作っている。料理にまつわる四コマ漫画と、そのレシピ掲載したブログ「木村食堂」をほぼ毎日更新中。2016年10月に「うちメシ - ゆかいな我が家の漫画とレシピ」を上梓。