JR東日本横浜支社は6日、特殊な形状となるため他の箇所より設置が遅れていた町田駅4番線の一部のホームドアについて、9月23日始発から試行開始すると発表した。
町田駅では2016年12月にホームドア1両分を試行導入。今年7月には八王子寄り2扉を除く1編成分のホームドアを4番線に設置し、検証を進めている。八王子寄り2扉については車両とドアの間隔が狭く、町田駅の構造上の制約から従来のホームドアを設置することができなかった。
今回設置する2扉は、従来設置していた「スマートホームドア」と異なり、バーを収納するスペースが確保できないことから、バー全体が車両の停止位置に合わせて左右に可動する仕様とした。
電車を待つ人がホームの端に近い位置に立った場合、開閉するバーとぶつかる可能性があるため、バーが可動する範囲の床面に注意書きを記すほか、該当する範囲に人を検知すると音声やランプなどで警告するしくみとしている。当分の間は警備員を配置し、注意を促す。