JALとVISTARA(拠点: インド)は9月7日、利用者の利便性とサービス向上、相互送客による企業価値向上を目的とし、コードシェアを2018年度中に実施することを発表。マイレージ提携については準備が整い次第、2018年度以降に開始する。

コードシェアは2018年度中に、マイレージ提携は準備が整い次第、2018年度以降に開始

インドの経済発展に伴い日本=インド間の航空需要も成長している中、JALは成田=デリー線の毎日運航に加え、デリー以遠のインド国内線やデリーから周辺国への往来の需要に対応するネットワークの拡充を構想。今回、さらなる利用者の利便性とサービス品質向上のため、JALが運航する日本=デリー線および日本国内線と、VISTARAが運航するインド国内線での相互のコードシェアを2018年度中に実施し、マイレージ提携も準備が整い次第、2018年度以降に開始することとした。

VISTARAはTATAグループとシンガポール航空の合弁会社として2015年1月より運航を開始。デリーを拠点に、インド国内20地点に週664便を運航している。フルサービスキャリアとしてビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスを導入し、マイレージプログラム「Club Vistara」を展開するなど、サービス品質の高さに定評があり、インド航空当局(DGCA)の最新の統計で最も定時運航率の高いインドのエアラインに認定されるなど、運航品質も高く評価されている。

VISTARAのインド国内ネットワーク

JALとVISTARAは、2015年10月に包括的業務提携に向けた検討を開始し、インターラインやスルーチェックインの実施など、両社で利用者の利便性向上に努めてきた。今回のVISTARAとのコードシェアにより、JALのインド国内ネットワークは最大21地点に拡大する。また、ラウンジの相互利用など、両社の利用者にとってメリットを最大限に提供できるよう、業務提携について検討していく。コードシェア実施路線、開始時期などの詳細については準備が整い次第、改めて発表される。

UKデリー発路線
ムンバイ、バンガロール、コルカタ、ハイデラバード、アフマダーバード、プネー、コーチ、ゴア、ラクナウ、ブバネーシュワル、レー、バッグドグラ、チャンディーガル、アムリトサル、グワーハーティー、シュリーナガル、ポートブレア、ジャンムー、ヴァーラーナシー、ラーンチー