保険クリニックは9月7日、働き方に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は8月23日~25日、有効回答は20~60歳の有職者600人。
1カ月の残業、6%が45時間以上
1カ月の平均残業時間を尋ねたところ、「残業をしていない」との回答は29.3%で、「1~9時間」を合わせると計60.3%が残業時間を少なく抑えられていることがわかった。一方、労働基準法の36協定で時間外労働の上限として定められる45時間を超えている人は6%だった。
残業理由については、「突発的な業務のため」(246人)と「日常的に業務量が多いから」(209人)の2項目が圧倒的に多かった。「他の社員のフォローのため」(60人)、「帰りにくいから」(37人)などが上がった。
勤務先で最も多く導入されている制度は「ノー残業デー」(22.7%)で、直近約1年で新設された制度でも2位にランクイン。他方、2017年2月に始まった「プレミアムフライデー」の導入率は5%にとどまった。
仕事と家庭・プライベートについて、「両立できていると感じる」と答えた割合は69.3%。属性別にみると、既婚女性(80.4%)と未婚男性(55.6%)では25ポイント近くの差があった。
働き方改善のために、会社や上司に掛け合った事が「ある」人は5.8%(35人)。内容については、「業務内容・業務分担」(15人)が最も多く、掛け合った結果、改善された件数は約半数(18人)だった。