台湾MSIは9月5日、AMDの最新GPU「Radeon RX Vega 56」を搭載したグラフィックスカード「Radeon RX Vega 56 8G」を日本市場向けに販売すると発表した。9月6日に発売し、店頭予想価格は税別61,500円。
"Vega"アーキテクチャをベースとしたコンシューマ向けGPUの下位モデル。上位モデルのRadeon RX Vega 64では64基のCompute Units(CU)を搭載するが、Radeon RX Vega 56では56基のCUで、3,584基のStream Processor(SP)を備える。また、グラフィックスメモリに8GBの広帯域メモリHBM2(HIgh Bandwidth Memory 2)を採用する。
「Radeon RX Vega 56 8G」では、電源部に独自の高性能コンポーネント規格であるMilitary Class 4に準拠したアルミ電解コンデンサを用いる。長寿命かつ低発熱で、電力効率と安定性の向上を実現するという。
主な仕様は、ベースクロックが1,156MHz、ブーストクロックが1,471MHz、メモリが2,048bit接続のHBM2 8GB、メモリクロックが800MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが8ピン×2、出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×3。