多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『格安SIMで使える「とっておきの料金節約術」って?』という質問に答えます。

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格安SIMで使えるとっておきの料金節約術……ひょっとして、「カウントフリー機能」のことでしょうか? いくつかの格安SIM/MVNOでは、特定のアプリ/サービスで利用したモバイル回線経由の通信をカウントしない、1カ月○ギガバイトの通信量に含めないというサービスを実施しています。

この機能は、特定のアプリ/サービスをよく使うユーザにとって著しく効果的です。たとえば、BIGLOBE SIMの「エンタメフリー・オプション」を利用すると、YouTubeやAbemaTV、Google Play MusicやApple Musicといったストリーミングサービスの通信量がカウントされません。1カ月のパケット上限や通信制限の発生を気にせずオーディオ/ビデオを楽しめるというわけです。

異なるアプリ/サービスを対象にする格安SIM/MVNOも存在します。LINEモバイルはLINEのほか、FacebookやTwitter、Instagramなどをカウントフリーとしています。FREETELは各種SNSのほか、App StoreやポケモンGOも対象です。実際にはカウントフリーとなるアプリ/サービスがプランごとに異なりますが、そこに注意すれば料金的なメリットは大きいといえるでしょう。

ただし、ユーザーがどのアプリを使いどのような通信を行っているかを通信事業者が確認することで成り立つサービスですから、憲法で保障されている通信の秘密が侵害されるという見方もできます。申込みの際には、通信内容がチェックされることの同意を求められることでしょうが、そのとき内容をしっかり確認することをお勧めします。

YouTubeやApple Musicといった容量の嵩張るストリーミングサービスが、「カウントフリー機能」で使い放題になるかもしれません