日産自動車は1日、「ノート」を仕様向上して発売した。「インテリジェント クルーズコントロール」「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を新たに採用するとともに、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の性能も向上。スポーティさを強調したスタイリッシュな新グレード「ブラックアロー」を追加設定している。
「ノート」は2016年11月に新しい電動パワートレイン「e-POWER」を追加しており、100%モーター駆動ならではの力強くスムーズな加速性能と優れた静粛性、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速まで意のままに操作できる新感覚の走行モード「e-POWER Drive」が好評だという。
今回、高速道路などでの長距離ドライブ時にドライバーの運転負荷を低減する「インテリジェント クルーズコントロール」、意図せず走行車線を逸脱しそうな場合に車線内に戻す操作を支援する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を新たに採用し、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の性能も向上させた。
「e-POWER」搭載グレードにおいて、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」を新たにフロントカメラと連動させることで、約25km/hまで作動車速域を広げ、前方の歩行者に対しても作動するように性能を向上させている。
先行車・対向車のライトや道路周辺の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」も一部のグレードを除き標準採用とした。これら先進安全技術の充実により、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進している安全運転サポート車(セーフティ・サポートカーS)のワイドに対応している。
新グレード「ブラックアロー」は、ルーフやドアミラー、アウトサイドドアハンドルのブラック化に加え、ダークメタリック塗装の15インチアルミホイールを採用し、引き締まったスポーティなエクステリアデザインとしている。インテリアは内装トリムをブラック化し、シートやドアトリムクロス、フィニッシャー類を専用カラーとした。
さらに、存在感のある内外装で「ノート」のアクティブ感をより演出した新しいSUVテイストの「クロスギア」も追加設定。今秋発売を予定している。今回の基準車の変更に準じて「ノート NISMO」シリーズも仕様向上し、10月17日に発売される。
「ノート」の価格は、「ノート ブラックアロー」が240万840円、他ののグレードは139万9,680~232万9,560円。「ノート NISMO」シリーズは210万600~273万4,560円(価格はすべて税込)。なお、日産自動車の関連会社、オーテックジャパンも「ノート」の仕様向上に合わせ、カスタムカー「モード・プレミア」「助手席回転シート」「助手席スライドアップシート」を仕様向上し、同日から販売開始している。