エン・ジャパンは8月31日、同社サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタントを対象とした「人手不足の影響」に関する調査結果を発表した。調査期間は2017年6月16~6月26日、有効回答は105人。調査期間は2017年6月16~6月26日、有効回答は105人。

求人増のポジション、「課長クラス」が最多

人手不足の影響を受けて、ミドル人材を対象とした求人は増えているか尋ねたところ、81%が「増えている(どちらかと言えば含む)」と回答。他方、「変わらない」は12%、「減っている(どちらかと言えば含む)」は7%だった。

人手不足の影響を受けて、ミドル人材を対象とした求人は増えていますか?

求人が増えているポジションは、「課長クラス」が最も多く73%。次いで「主任・係長クラス」が47%、「部長・次長クラス」が34%となった。

人手不足の影響によるミドル人材を対象とした求人が増えている企業タイプを聞くと、1位「中小企業」(77%)、2位「大手企業」(40%)、3位「ベンチャー企業」(31%)との順に。業種別では、1位「メーカー」(68%)、2位は同率で「IT・インターネット」「建設・不動産」(各44%)と続いた。

職種別の1位は「営業・マーケティング系」(60%)。年代別の1位は同率で「30代後半(35才~39才)」「40代前半(40才~44才)」(68%)となった。

ミドル人材の転職者に対して企業が最も求める能力は、「経験を元にした高い専門性を発揮する能力」が44%で1位。回答者からは「知識を持ったうえで引っ張る人を必要としている」「現場では人不足が深刻な為、教育にあてる人員も時間も無いため」といった声が寄せられた。