パナソニックは9月1日、勤務先に男性社員が10人以上いる有職者を対象とした「職業と男性の身だしなみ」に関する調査結果を発表した。調査期間は2017年7月28日~8月8日、有効回答は20~30歳の有職者500人。

ヒゲOKな職種、1位「クリエイティブ職」

現在の職場が「男性の身だしなみ」に厳しい職場だと思うか尋ねたところ、44%が「はい」と回答。具体的には、「服の種類に加えて、腕まくり禁止やボタンを留める位置の規定もある」(24歳・男性・製造業)、「クールビズ期間以外はスーツだが、期間中でも役員が出席する社内会議では上着の着用が暗黙のうちに義務づけられている」(39歳・男性・製造業)など、様々な声が寄せられた。

現在の職場は「男性の身だしなみ」に厳しい職場だと思いますか?

社内の「男性の身だしなみ」に対してどのように思うか問うと、男性社員の3.5人に1人(28%)が「もっと緩和してほしいと思う」と考えていることがわかった。

男性のヒゲについてみると、自分の職場にヒゲが似合う男性社員が「いる」と答えた割合は、男性40%、女性25%と、男女で15ポイントの差が付く結果となった。

ヒゲを生やしてもOKだと思う職種を聞くと、1位「クリエイティブ職(デザイナー、WEB・ゲーム制作、プランナーなど)」(50%)、2位「経営者・役員」(42%)、3位「運輸・物流職(ドライバーなど)」(40%)と続いた。同社は「自由な発想が期待されるクリエイティブ職は、『ヒゲ』に対しても周囲の寛容度が高いと言えるかもしれない」と分析している。

一方、NGだと思う職種は、1位「営業職」(58%)、2位「専門・サービス職(医療、福祉、教育など)」(42%)、3位「経理・総務職」「販売・サービス職」(各33%)の順となり、社外交渉がある職種はヒゲが許されない場合が多いことがわかった。