オーストラリアならではの動物といえば、コアラとカンガルーだろう。テレビや写真でしか見たことがない動物に、せっかくオーストラリアに来たのならば触れ合ってみたい! そんな人の願いをかなえるために、「Lone Pine Koala Sanctuary(ローンパインコアラサンクチュアリー)」はある。

「Lone Pine Koala Sanctuary(ローンパインコアラサンクチュアリー)」

"コアラの聖地"はもはや天国では?

同施設はその名の通り、130匹以上のコアラがいる"コアラの聖地"だ。オーストラリア・ブリスベンの中心部から直通バスで約40分。ブリスベン川に面したこの施設は、世界最大のコアラ保護区であり、約100種類以上の動物にも出会えるという。入場料は大人1人で、36AUドル(約3,110円)。

早速中に入ってみると……、いた。

テレビで見るようなコアラがめっちゃいる。コアラって全然動かないようなイメージだったが、時間帯がよかったのか木を上り下りしたり、餌を食べていたりと活発なコアラを見ることができた。

むしゃむしゃとユーカリを食べ続ける子や

親子のコアラも発見!

母親よりも高く上って誇らしげだ

「見ているだけじゃなくて触れ合いたい!」という人のために、同施設ではコアラ抱っこも可能。コアラを抱きかかえての写真撮影には別料金(18AUドル=約1,555円)が必要。実際に体験させてもらった。

抱っこさせてもらえる子は貫禄がある

恐る恐る渡してもらう。お願いします。

おお……。うん。

あっ、痛い痛い痛い!!!!

ものすごい力で体を掴まれている。爪も立っていて、そのまま引きちぎられそうだ。後々聞いたのだが、コアラは木の枝に掴まって生活するため、かなり握力が強いとのこと。後々シャワーを浴びたときに確認したのだが、爪あとがくっきりと付いていた。

落ちつくポジションに移動してもらった

何とか落ち着いて抱っこできるポジションを見つけて、コアラも落ち着いてもらえた。コアラはかなり大きく感じ、ずっしりとしている。抱きかかえるには、かなり力を入れないと大変だ。1番気になったのは匂いだが、これがまた独特。ユーカリなのか、ケモノ臭ともちょっと違う。しかし、温かい生命を抱いた経験がめったにないため、思わず笑みがこぼれた。

温かい生命を抱いて思わず笑みがこぼれる

カンガルーの餌付け体験もできるぞ!

同施設では、コアラ以外にもオーストラリアならではの動物と触れ合える。

それは……、

いたーーーー!!

ごろごろと日向ぼっこをする子もいれば、

仲良く連なっている子もいる

約150匹のカンガルーがのんびりと暮らすこのエリアでは、2AUドル(約172円)で餌付け体験ができる。

餌は2AUドル(約172円)で購入できる

早速手にとって、カンガルーの目線の高さに持っていくと……、

最初は目もくれなかったが、

食べた!

こんなに間近でカンガルーと触れ合えるとは思ってなかったのでちょっと感動。筆者の手からむさぼるように餌を食べている様子を見ていると、ついついあげすぎてしまう。ここが天国か……。

こんなに近くでカンガルーと触れ合えるのは人生初だ

この施設ではカンガルーやコアラのほか、タスマニアンデビル、ウォンバット、エミューなど、オーストラリアならではの動物に出会うことができる。ブリスベンに訪れたときには、ぜひこの施設で動物たちと触れ合う楽しさを知ってほしい。

エミューにも出会えた

※1AUドル=86.4円で換算。記事中の情報は2017年7月取材時のもの